億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、37歳現在、資産額5,300万円。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


中国の「白酒メーカー」への投資を考える

日本では、中国のお酒といえば、紹興酒ですね。でも、中国人にとっては、中国のお酒といえば、圧倒的に「白酒」です。

 

中国では、だれかがグラスを空けたら、一緒に飲んでいる人も飲み干さないと、失礼にあたります。

 

指先サイズのグラスを「干杯(Ganbei/カンベイ)」し合って、ドロドロになるまで飲み続けるのです。

 

宴会には欠かせない白酒を、投資対象として考えてみます。

 

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白酒は伝統的な中国の蒸留酒です。「Baijiu/バイジュウ」と発音されます。

 

アルコール度数は4060度です。水で割ったりせずに、そのまま常温で飲みます。

 

とくに白酒が飲まれるのは、冬の寒い時期です。

 

中国人は、身体を冷やすからと、冷たい飲み物をあまり口にしません。

 

寒い季節はなおさら、身体がカーっと火照る白酒が喜ばれるのです。

 

代表的な白酒メーカーは貴州茅台、四川五粮液、濾州特曲、洋河大曲、郎酒、剣南春、汾酒などです。

 

とくに貴州茅台、四川五粮液が強く、この2メーカーで、シェアの60%以上を占めています。

 

中国政府は品質管理のため、99 年に白酒生産への新規参入を禁止しています。そのため、既存メーカーの経営は磐石です。

 

入れ替わりが激しい業界でもありませんので、投資対象としては、2大メーカーに絞ってよさそうです。

 

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業界トップは貴州茅台(マオタイ/Kweichow Moutai/600519.SS)です。株式は上海証券取引所に上場されています。

 

マオタイは香型に分類され、濃醇でふっくらとした味があとまで長く残ると言われています。外交の場で供応されることが多く、高級白酒といえばマオタイです。

 

古酒を中心とした品質向上,ブランド力の強化、さらに専売店や団体購入などへの直販体制の促進により、その地位を強固なものにしています。

 

業界2位は、深セン証券取引所上場の四川五粮液(Wuliangye Yibin/000858.SZ)です。

 

醬香型の白酒を製造しており、上品でこまやかな飲み口だと言われます。2000年代初頭までは、業界トップでした。

 

四川五粮液は大手量販店を通じた販売網の整備が強みです。

 

ガラスの容器を多用しておりオシャレですが、それが販売層拡大につながるのかは疑問です。白酒を飲むのは、基本的に「オッサン」だからです。

 

味については、正直に言って、僕には違いが分かりません。どちらも匂いが強く、次の日も、身体の中から白酒の匂いがするほどです。

 

中国人の友人と一緒に白酒を飲んだときも、味わうというよりは、ジャンジャン流し込み合いました。言ってみれば、テキーラショットの、匂いがエゲツナイ版です。

 

白酒についての詳細は、このレポートが分かりやすいです。

http://www3.kumagaku.ac.jp/research/eb/files/2013/04/f16b332bc70839a0327c5c9aea918866.pdf

 

貴州茅台と四川五粮液とで、業績と各指数を比較してみます。

以下、前が貴州茅台、後述が四川五粮液です。

 

売上(2016, CNY

40.2B vs 24.5B

 

売上推移 (2013-2016)

129% vs 99.29%

 

経常利益率(2016

60.4% vs 37.6%

 

売上に対する現金保有率(2016

93% vs 48%

 

PER

35.42 vs 31.25

 

配当率

0.99vs 1.26%

 

 

おー、貴州茅台の現金の保有率が異常ですね。

 

利益率も高いですし、貴州茅台の優秀さが目立っています。

 

中国政府の反腐敗運動の煽りを受け、高級白酒は調子が悪いとばかり思っていましたが、売上も順調でした。

 

ただし、四川五粮液もですが、この2年間で株価が4倍ほどになっており、過熱感を感じます。

 

株価が落ち着くか、利益が拡大することで、PER25倍ぐらいまで下がってくれば、かなり魅力的な銘柄です。

 

中国株は値動きの方向が継続しがちなので、手が届かないところまで株価が上昇してしまうかもしれませんが、しばらく様子を見てみようと思います。