半導体製造装置メーカー、アプライドマテリアル(AMAT)の2Q決算が発表されました。
翌日の日中取引は、10%もの下落です。
僕はAMATを200万円、同業のラムリサーチ(LAM)も200万円保有しているので、動向の把握は必須です。
目を背けたい気持ちは抑えつつ、決算内容を確認してみました。
2Qは、好業績です。売上は29%アップ、利益も37%増えています。
好調な決算にも関わらず株価が暴落したのは、3Qの見通しが弱かったためです。スマートフォン需要の低下予測が、足を引っ張りました。
アップル(AAPL)の決算が好調だっただけに、残念です。
それにしても、売られすぎですね。
ICチップには、ロジック系とメモリ系があり、メモリ系の見通しは悪くありません。世界のデータ量は増え続けており、容量への需要は底堅いです。
ロジック系ICについても、スマートフォンへの供給が落ち着いたとしても、チップ需要が急激に冷え込むとは考えられません。
期待が高まるAI活用には、データの制御や加工、計算ができるロジック系ICが必要だからです。
さらに、AMATは装置を販売しているため、補修売上も安定してきて入ってきます。
それほど悲観する理由もなさそうなので、引き続き、半導体装置メーカー銘柄を保有しようと考えています。
儲かりそうなことも重要ですが、もう1つ、外せない理由があります。
勉強になるからです。
メモリ系、ロジック系などと、立派っぽい考察をしましたが、半導体装置メーカーの株式を保有していなければ、そんなのチンプンカンプンですよ。
決算の度に、分からないことを調べるので、着実に知識が身に付いています。
AIやクラウド、ビッグデータの活用法についても、半導体装置銘柄の保有がきっかけで勉強するようになりました。
半導体は、ハイテク業界の基幹ですからね。
バフェット氏のように、分からないものには投資しないことは確固たる戦略だと思いますが、僕は自分の資産を運用しているだけなので、多少の失敗は厭いません。
あえて、分からない分野、勉強したい分野の株式を保有してみるのも、一案です。
自分の資産がリスクにさらされている状況での勉強は、スリリングで、習得具合が折り紙付きなのです。
よろしければ、こちらもどうぞ。
半導体装置メーカーは、ゴールドラッシュでスコップを売っています。