準富裕層に、辿り着きません。
残り200万円を切ってから、半年ほど足踏みが続いています。
むしろ、遠ざかっています。
準富裕層とは、保有資産が5,000万円を超える者のみに与えられる、甘美なる称号です。
その世界に足を踏み入れたいのですが、そう簡単には、門を開けてもらえません。
とくに焦ってはいなかったのですが、さすがに半年も経つと、早く到達したいと思うようになりました。
我が家の収入は、給料と投資に頼っており、すぐに向上させることは難しく、支出を切り詰めています。
そう、節約です。
まぁ、元から贅沢欲が強いほうではありませんでしたが、気を付けて出費を削減するようにしています。
準富裕層になるために、ケチケチ生活をするというのは、なんとも矛盾していますね。
いい具合に物欲が高まってきており、準富裕層に到達したら、何におカネを使おうか、楽しみになってきました。
高級ビールを飲もうか、時計を買おうか、はたまた寄付でもしようかと考えていましたが、ついに決定しました。
ワインオープナーを買います。
栓抜きでは、ありません。
いや、実質は栓抜きなのですが、準富裕層にはふさわしくない響きなので、オープナーと呼ばせてください。
購入するのは、選ばれしプロフェッショナルの象徴、シャトーラギオールです。
フランスが生み出した究極のソムリエナイフで、1本20,000円程します。
シャトーラギオールの保証付き正規販売店 | ワイングッズ | ワイン・アクセサリーズ・クリエイション
おいおい、実用品じゃないかって?
えぇ、そうですよ。
栓抜きが壊れてしまい、切実なのです。
今までも、値が張るオープナーを使用していました。
旅先でワインを購入して、ホテルで飲もうと思ったら栓抜きがなく、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、涙ながらに購入したのです。
そのときのワインの味は覚えていませんが、栓抜きが、ワインよりも高かったことだけは鮮明に覚えています。
それから8年、大事に使ってきました。
舶来の、高価なオープナー使っていることが、なんともリッチな気持ちにさせてくれるのです。
ワインの芳醇な香りとともに追憶される、淡い思い出。
1年で30本ほどワインを飲んでいるので、240本ほど開けたことになりますね。
使用ごとの単価は、20円まで圧縮されました。
これぞ、ミリオネアのおカネの使い方です。
安価なものを買うのではなく、値段相応で、適切なものを買うのです。
高くても、それに見合うパフォーマンスがあれば、おカネを惜しまないぜ。
いや、僕たちは、どうしてもワインが飲みたくて、我慢しきれなくて買っちゃっただけなんですけどね。
そのオープナーが、ついに壊れてしまいました。
妻が落として、破壊したそうです。
各部品を連結するピンが、ポッキリ折れている。
えー、そんなことある?
折れないでしょ、そこ。
よほどのダメージが蓄積しないと、落としたくらいで壊れませんよ。
うーん、私への鬱憤が溜まっており、妻が叩きつけていたのかな。
やべ、怖っ。
呑気にオープナーを購入する前に、妻の苦労を労ったほうがよさそうですね。
よし、やっぱり花束に変更だ。
準富裕層になったお祝いに、妻に素敵な花束を贈る。
妻を恐れているわけではありません。これこそが、真のミリオネアマインドなのです。
よければ、こちらもどうぞ。
我が家では、ワインは味ではなく、雰囲気で勝負しています。
準富裕層へのブーストとして、保有していたゴールドは、株式に買い換えました。