長期運用での株式投資は、プラスサムの結果をもたらします。
つまり、参加した人の成績合計がプラスになるということです。
バブル崩壊のような特殊事例もありますが、時間と対象を分散して投資すれば、株式運用は安定した利回りが見込めます。
考えてみれば当然ですね。
僕のようなサラリーマンが、会社の売上と利益のために、貴重な時間と労働を捧げているのです。せめて株式ぐらいは値上がりしてもらわないと、やっていられません。
反対に、結果がマイナスサムとなるのは、ギャンブルや宝くじ、保険などです。
投資対象自体が価値を生み出していないため、金銭は参加者間でやり取りされるのみです。
運営側の利益が中抜きされるため、参加者の取り分の総和は、投下した額の合計を下回ります。
そんなマイナスサムのゲームで勝つためには、思い切りが必要です。
大きく賭けてパッと勝ち、さっさとゲームを抜けてしまいましょう。ギャンブルや宝くじだったら、運がよければ勝ち抜け出来ます。
保険商品で元を取るには、加入して即死するしかありません。
元も子もありませんね。
プラスサムゲームを勝ち残るために、マイナスサムゲームのセオリーを活かせます。徹底的に、マイナスサムの逆を張るのです。
グズグズと賭けて、出来るだけ長くゲームを続けましょう。場に残り続けることで、勝ちの可能性が高まります。
マイナスサムでは、借金して賭けてはいけないと言われます。
そりゃそうです。基本的に負けるマイナスサムゲームで借金していたら、破滅しちゃいます。
プラスサムでは、翻って、借りてでも勝負することが成功への近道です。
・・・おいおい、マジかよ。勇気が必要すぎるぜ。
確かに、レバレッジをかけて資産形成を加速させる方法もありますが、微妙ですね。証拠金がなくなってしまうと強制退場になってしまいます。
コントロールできる金額で、利子の付かない借金で勝負する分には、一理ありそうです。
マイナスサムゲームではアツくなってしまうと、負けパターン確定です。
これを逆転させると、プラスサムでは、舞い上がるほど勝率が上がることになります。
周りが見えないほどに熱中すれば、我に返ったときには、目も眩むほどの資産が積みあがっているのです。
うん、これはないな。
いくらなんでも、冷静でいたほうが有利ですよ。思うがままに株式を買い漁っていたら、それこそ博打になってしまう。
マイナスサムゲームからも、謙虚に学べることはあるということですね。
周囲に、ギャンブルに熱を上げている人はいませんか? 彼らから、大いに学びましょう。
僕の場合は、パチンコに埋没していた自身の大学時代を振り返り、落ち着いた投資生活を継続したいと思います。
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運用型の保険であっても、機会損失の観点では損をします。やはり、即死するしかありません。