大人は、眠くなったら寝ます。子どもは、寝まいと抵抗します。
なんでやねん。さっさと寝ればいいのに。
理解できませんが、それがキッズという生物なのでしょう。
寝かしつける親は大変です。グズって暴れるし、すでに頭は働いていないので支離滅裂です。
抱っこと言うから抱きかかえると、離せと暴れる。下ろしたら、悲しいと泣く。どうしたらいいんだ。
我が家では、寝かしつけは妻の担当してくれています。家族全員では1つのベッドで寝られず、子どもたちが母親と寝ることを選択してくるのです。
3人目が産まれる前は、みんなで寝ていました。当時の寝かしつけは、恐怖によるものです。
妻が突如としてカウントダウンを始めます。カウント後に騒いだり動いたりしたら、怒声が飛び、数回やらかすと容赦なく部屋から閉め出されるのです。
真っ暗な廊下に放り出された子どもの泣きっぷりは尋常ではなく、隣家に虐待が疑われてしまうクラス。
僕や子どもたちは、キョウフタイムと呼び、恐れおののいていたものでした。
最近は様子が変わっているようです。
寝かしつけているはずの寝室から、おしゃべりはおろか、笑い声まで聞こえます。
子どもたちがちょっかいを出し合い、ギャグをかましたり、創作ダンスを披露し合ったりしているのです。
なるほど、これがパジャマパーティーってやつか。トレンディやがな。
大盛り上がりの暗闇のなか、妻は就寝しています。率先垂範だそうです。
3歳の娘、訳わかんなくなって叫ぼうが、無視。5歳の息子が、おちんちんを引っ張って遊んでいても、無視。徹底無視。てか、本当に寝ちゃっているし。
遊び疲れ、続々と眠りに落ちる子どもたち。笑い合っていた、まさにその直後に寝息を立てています。うそだろ、電池が切れたかのようだ。
力を使い果たした彼らは、朝までぐっすり眠ります。妻も怒る必要がないので、平和に日々を終えています。効率的で画期的な寝かしつけ方法の発明ですね。
なるようにしかならないことに対して努力するのは、徒労に過ぎません。
妻の寝かしつけのように、力を抜いて業務に勤しもうと思います。大丈夫、僕たちサラリーマンのやっていることの大半は、やらなくても結果が変わらない。
それでは今週も頑張りましょう。