青森に単身赴任している、同年代の友人がいます。
彼の奥さんは働いておらず身軽なのですが、2人の娘さんと一緒に地元に残っています。
子どもの学校を変えたくないのだそうです。まぁ、言い訳でしょう。地元愛が強すぎるのです。
これで、白いモフモフしたクッションを敷き詰めたアルファードに乗っていたら、マイルドヤンキー確定ですな。
僕の友人は、単身赴任の手当ても含めて、給料全額を奥さんに渡しており、小遣いは月に1万円だそうです。
遠く青森で友達はおらず、おカネがなくて飲みにも行けません。就業後はテレビを見ながら、お茶を飲んでいるとのことです。不憫でならねぇ。
新聞を勧誘しに来たオッサンからもらったビール券を、小分けして大事に使っているそうです。不憫でならねぇ。
なぜ結婚したのか疑問は尽きませんが、人の家庭はそれぞれです。彼が幸せなのだったら、友人としては嬉しい限りです。
ただ、単身赴任ってはどうなんだろう。
家族と離れ離れになってまで働く必要が、どうにも理解できません。
むしろ、家族と距離をとりたいのか? だったら、なんで結婚しているんだ?
うーん、訳が分からん。
単身で赴任してまで会社にしがみつかなくても、稼ぐ手段はいくらでもあります。転職することも出来ますし、会社を興したっていい。細々と株の配当金を受け取って、糊口を凌いだっていいのです。
そもそも、夜な夜な泣きながらお茶をすするぐらいなら、奥さんにも働いてもらえばいいのに。
勤労は人生を豊かに手段の1つに過ぎません。1つの会社に固執して、家族団欒をないがしろにするのは、人生の浪費です。
なんのために働くのか、きちんと意識をしておくことが必要ですね。やるべきことを整頓し、自分の人生を、自分で管理できるようにしておきましょう。