2歳の末娘が、お駄賃にクッキーをくれます。
僕や妻が一緒に遊ぶと、1枚。お外に散歩に連れて行くと、1枚。
深々と頭を下げて、恭しくお与えになります。
畏れ敬って賜りますが、それ、僕が買ったクッキーやないか。
僕たちがお店で支払いをしているのを見て、学習したのでしょう。
彼女なりにおカネは大事なものだと学び、大切なクッキーを労いの品としてくださるのです。
親が子どもと一緒に遊ぶのは、見返りを求めてではありません。いわゆる無償の愛というやつです。
子どもの喜んだ顔さえ見られれば充分なのですが、貴重なクッキーまで頂戴できます。
感謝の気持ちをきちんと表現してもらえるのは嬉しいですね。
お礼の言葉だけで充分すぎることを娘には教えておきました。施しが過ぎて、妻がふっくらしてきたのです。
わが子と相見えるように、会社に対しても、深遠なる慈愛の精神で奉仕できれば最高です。
僕は給料なんていりません。皆さんの喜ぶ顔さえ見られたら、充分すぎるほど満ち足りますよ。
言うだけです。気持ちはねってことです。
大丈夫、ちゃんと給料は支払われることでしょう。だって、法律ですもん。
従業員は会社に発展して欲しい一心で業務に打ち込み、会社は労いと感謝を給与として表現する。重要なのは、無償の愛を込めて働くことです。
えっ、本当に給料くれないの? それは話が違うでしょ。ちゃんと払ってくださいよ。
今週も頑張りましょう。