結婚した30歳当時、貯金は100万円もありませんでした。
妻はいくらだったっけな? やはり同じくらいだったように思います。
お互いに大した資産がないときに結婚して、本当によかったです。
一昔前は、男子たるもの車を持ってなきゃだったり、家がなきゃだったりでした。ハードル高すぎるだろ。21世紀でよかった。
地域によっては、結納の習慣が残っていることもあるようです。
僕は結納のシステム自体を知りませんでした。
妻のご両親から、結納は要らないからね、と言われて、はぁそれはどうも、なんてお答えしたものです。
妻の家族、なんて気持ちのいい人たちなんだ。ウチの両親、僕に結納のこと教えなきゃダメだろ。大問題になるところだったじゃないか。
結納とは?
結婚が決まった両家の縁組みの儀式。新郎の家から新婦の家へ、婚礼の用意のための費用や贈り物を贈る。
結納金を納めるときは、100万円くらいが相場らしいです。危ないぜ、結婚前に素寒貧になるところだった。
昔は娘を嫁にやる感覚でしょうから、結納できるぐらいの家に嫁がせないと安心できなかったのでしょうね。
結婚は、人生を楽しく生き抜くための協力プレイです。
対等な関係の2人がチームを組むことで、お互いに能力を発揮し合えます。
そのためには、同じスタート地点から歩み始めることが重要です。可能なら、年齢や能力も近いほうがいいですね。
結婚するときにどちらかが資産を持っていたりすると、お前に任せた感が出てしまいます。
そして、亭主関白や鬼嫁なんて状態が発生するのです。劣等感から、むしろ高圧的に出てしまう人もいるでしょう。
資産を持っているとおカネ目当てに言い寄られることありそうですし、相手にしても欲に目が眩んでの結婚ではないだろうかと自問してしまいそうです。
そんなことを微塵も気にしない、心の強い人が玉の輿に乗れるのでしょうね。僕だったら、妻より先に寝られないし、後に起きられなくなっちゃう。
長い人生を一緒に生きていくには、力を合わせたほうがハッピーです。
ともに稼ぎ、ともに家事をこなして、ともに育児に勤しむ。うむうむ。
家族ぐらい養えなくて、男子の甲斐性がなんたら、なんて昭和なことを考えてはいけません。平成も終わろうとしています。結婚観が変わるのは必然です。
すでに資産を築いている人は、どうするか。
婚約してから打ち明けましょう。
実は貯金あるんだ。5,000万円。黙っていてゴメン。
キミに迷惑かけないように、きちんと使うから。
結婚しようと思った人がたまたま資産を持っていたら、素直にやったーでいいです。おカネに目が眩んだわけじゃないんだぞって言い切れますからね。
相手の資産を元手に事業を始めてもいいですし、全額アメリカ株式に投資してもいい。結婚生活のスタートからドキドキの展開です。2人の人生、楽しくないわけがない。
協力を楽しみ、人生を楽しむことが、結婚に向かう2人の約束です。