バフェットやソロス、ピンター・リンチ。投資道を極めた先駆者たちです。
その名前は投資本からヤフーファイナンスまで幅広く登場し、もはや前提として語られます。
彼らを理解していないと、えっ知らないの? それなのに投資しようとしているの? という圧力を言外に感じつつ、ししし知っているよ、と目を泳がせることになるのです。
知識として把握しておきたいと思っているのですが、個別に書籍や伝記を読むのも手間だし、研究者じゃないしねぇ困ったねぇ。
手ごろなまとめ本を見つけたので、読んでみました。

伝説の7大投資家 リバモア・ソロス・ロジャーズ・フィッシャー・リンチ・バフェット・グレアム (角川新書)
- 作者: 桑原晃弥
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/06/10
- メディア: Kindle版
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リバモア、ソロス、ロジャーズ、フィッシャー、リンチ、バフェット、グレアム。
本書では、7人の来歴と投資手法、結果がまとめられています。それぞれが影響を及ぼしあっており、投資術の歴史とも呼ぶべき相関を俯瞰できて興味深かったです。
彼らに共通していることは、確固とした投資哲学を持っていることです。シンプルなものもあれば多岐に及ぶものもあります。
哲学は、ルールを守るための拠り所です。自分が決めたことを突き通すためには、何よりも自分を信じ抜くことが必要になります。
哲学を持っている人が必ずしも成功するわけではありませんが、成功する人は哲学を持っているということは言えそうです。ジェシー・リバモアも、自身のルールを破った際には、破産にまで追い詰められています。
翻って、僕の資産運用には哲学があるだろうか。
- 最も儲かる方法を採用すること
- 分かりやすい商品や銘柄に投資すること
書き出してみましたが、これじゃ小学生の発想です。いや子どもだとダメなわけではありませんが、幼稚すぎる。近視眼が強くて信念みたいなものが感じられないし。
投資を通じて何がしたいのか。なんだか大それた感もありますが、少し考えてみようと思います。