HSK4級を受験してきました。
HSKは中国政府が公認する、中国語の検定試験です。
4級は全6段階のうち難易なほうから3番目で、幅広い話題を流暢に話せるレベルが要求されています。
まぁ楽勝ですな。3ヶ月前に受験した3級は、得点率98%で余裕の合格でした。
僕の勤務先では中国語人材の養成のため、HSK3級以上に合格すると都度30万円相当の学習代が補填されます。
HSK3級なんて落ちるほうが難しいです。少なくとも漢字を使用している日本人にとっては、ニーハオさえ知っていれば合格できるレベル。
会社の制度が改定されかねないので、急いで6級まで合格しちゃおうと思います。全部受かれば120万円。かなりの金額ですね。シエシエ。
中国っぽい音楽とともに試験が始まりました。対策はしていませんが、テストの事前説明も3級と同じだし身構える必要もありません。
試験はリスニング、読解、作文の3パートに分かれていて、それぞれ6割以上の得点で合格です。
リスニング
冒頭説明が終わり、そのまま聞き取り問題が始まりました。3級よりは内容が込み入っていますが、おおよその意味の把握には問題ありません。
1回目のリスニングで概要を掴み、再放送で回答に直結する単語を聞き取れば簡単に回答できます。
まずはセッションごとに読み上げ、それから繰り返すようです。3級では設問ごとに2回続けて読んでいた記憶があるので、少し方法が違います。
文章リスニングが終わり、会話リスニングに突入。
あれ? 聞き取り問題を全部読み上げてから、再度読み上げるのかな。
設問ごとの内容を覚えておくのが大変ですね。これじゃ記憶力のテストだよ。
はっ!
閃きました。
1回しか読み上げないんじゃないの!?
問題を2回も読んでいては試験時間が足りません。つまり、4級のリスニングは1度のみ。
先に言ってよ!!
最初の説明で言っていたのかもしれませんが、真面目に聞いていませんでした。そもそも、テスト対策を一切せずに受験する不届き者なんていませんからね。
慌ててヒアリング能力を研ぎ澄ましたところで、単語を聞き漏らさないのは厳しいです。焦っているからか雑音が気になるし。
幸先の悪い滑り出しとなりました。
読解
続いて読解パート、穴埋めと文意の把握です。
丁寧に解き進めましたが、簡単すぎる。
日本人だったら50時間も勉強すれば回答できます。
HSKは世界中で受験されている検定なので、漢字に馴染みのない人には難しいのかもしれません。
作文
最後は作文です。並べ替えと指定単語を使用した自由作文の2セクションに分かれています。
僕は、言語は伝わればいいと思っているので、適当に習得しています。話している分には問題なく意味が伝わりますからね。正しい語順なんて分からないよ。
「いい天気です今日は」分かる分かる。
「天気いいです今日は」うんうん 。
「いいです今日は天気」分からんでもない 。
文字の筆記も難関です。
中国の漢字は平易に省略されていて、日本で使用されている文字と少し違っているのです。確実に知っている文字だけを使用し、平易な文章を作成することに終始したのでした。
「彼女はバスに乗ります」みたいな。
これだって、「乗りますバスに彼女は」でも意味は通じますからね。言語なんて伝わればそれが正解です。テストや検定で計るなんてナンセンスだぜ。
ありがちな不満を口にし、会場を後にしたのでした。
合否発表は1ヵ月後です。準備しないと痛い目に遭うことが分かったので、あらかじめ5級の対策を始めておこうと思います。