テンセントは中国の巨大IT企業です。
ゲーム企業としての利益基盤を持ち、中国最大SNSのWeChat(微信)を運営し、巨額の投資を通じて自社を中心とした経済圏を構築しています。
その勢いは凄まじく、時価総額は世界5位に上り詰めています。僕の保有株含み益は100万円を超えました。ありがとうテンセント。
経済的自由はすぐに実現できそうですな、人生楽勝、ほほほ、と思っていたら、この半年間で下げました。下落率40%。ウソやん。
ナンピンが裏目に出て、含み益は45万まで下がっています。45万円でも嬉しいのですが、僕がテンセントに求めているのは目が覚めるような値動きです。暴落じゃないよ、暴騰ね。頼むよ。
テンセントもこりゃあかんと思ったのか、4年ぶりに自社株買いを行いました。しかも、3日連続。いいぞ、もっと買え。
CEOのポニー・マー氏は株価をゴールとしないと表明していました。株主を喜ばせる施策を期待していませんでしたが嬉しいサプライズです。テンセント社員にはストックオプションが配られているので、株主対策というよりは従業員対策なのかもしれません。どっちでもいいや、もっと買え。
(テンセント株価推移 6ヵ月)
自社株買いの期待もあるし、PERも35倍まで落ちているので株価は割安です。
よっしゃ買い増しじゃ!
・・・落ち着け。
すでに運用資金の5.5%を投入し、220万円もの株式を保有しています。割安だからって、これ以上の積み上げは猪突猛進すぎる。テンセント株のポートフォリオ割合は狙っていた通りなので、今の保有額が適正です。
株価の下落に狼狽して売り払うのは愚かですが、焦って買い増す行為も思慮に欠けるといえるでしょう。
保有の継続は新規購入することと同義です。その時点で買いたくない銘柄を保有し続けてはいけないし、買い増しの前には保有割合の整合性を確認しなくてはなりません。
テンセントの株価下落は中国市場の地合いが悪くなっていることに加えて、中国政府がオンラインゲームの規制を強化していることが背景です。
急激な回復が見込まれる状況ではありませんが、僕が魅力を感じているのはモバイルプラットフォーマーとしての影響力です。WeChatの地位が脅かされない限り、落ち着いて保有割合を維持し続けようと思います。
テンセント考察については、こちらもどうぞ。
2Q決算分析はこちらです。