電力、航空機エンジンを主力とする複合企業体のゼネラルエレクトリック(GE)に125万円ほど投資しています。投資資産に占める割合は約3%です。
しばらく前から売却を検討していました。企業情報を読み込んでも事業内容がピンとこず、確固とした競争力があるのかが判断できない。
直近高値から10%落としたら売却しようと考えていました。1か月前に設定した売却トリガーは$11.67‐です。
売却考察については、こちらをどうぞ。
さすがに10%の下落はないだろうと思っていたら、たった3週間で達成。おめでとう。ウソだろ。
あまりにも早すぎる到達だったため、指値指示を出していませんでした。そのまま下がる続ける株価。おいおい、エグすぎるよ。
あらかじめ決めたルールの徹底を基本にしていますが、売却することなく保有を継続しました。天の声が聞こえてきたのです。
えっ売らないでしょ。むしろナンピンでしょ
そうだ、買い増すしかない。いや、無理だろ。鉄の心臓かよ。
(GE株価 1か月チャート)
対処を苦慮していたら、市場開始前の時間外取引でGEの株価が12%も急騰。えっ、なになに。壮大なドッキリ?
なにかの間違いだろう。もう眠いんだ僕は寝るよ。
朝、目が覚めて市場を確認、7%上昇。わーい。
ジョン・フラナリー氏が退任することを受けて株価が急上昇したようです。気の毒でならねぇ。
多数の不採算事業を抱えて14か月前にCEOに就任し、配当金を半減して事業の整頓を進め、財務基盤を強化している最中でした。それなのに、退任で株価上昇。心中を慮って余りあります。
新CEOはローレンス・カルプ氏です。医療機器メーカーのダナハーでCEOを務め、15年間で株価を4.5倍にしました。まずは目の前のキャッシュフロー不足をどう処理するのかが課題です。非情な改革手腕に期待しますが、無配当への転落だけは勘弁いただきたい。
僕はジョン・フラナリー氏の手腕を期待してGEを保有していたため、いよいよ売り時を悩んでいます。すぐに売却して傍観したいような、名門企業の復活をかけた戦いにホルダーとして参加したいような、複雑な気持ちです。