ソフトウエア開発世界的大手のインド企業、インフォシス(INFY)の7-9月決算が発表されました。
決算指数は、ほぼ市場の予測通りです。
- 売上:$2.92 billion(昨年同期比8.1%増)
- 営業利益:$1.04 billion(昨年同期比5.7%増)
- 経常利益:$0.69 billion(昨年同期比5.0%増)
- 保有現金:$2.462billion(昨年同期比2.1%増)
期間中に$2.0billionの契約を獲得しており、昨年の$1.1billionから大きく上昇しています。通信会社ベライゾンとの$700million、マイクロソフトの$300millionの契約が貢献しました。$100million以上の契約を結んでいる顧客は23社となり、4社増加しています。
同じくインド企業で業界トップのタタコンサルタンシー(TCS)も年間2桁増の売り上げと利益予測を発表しており、IT業界からの投資は引き続き活発です。
インドルピーは年初来13%下落しているためドル取引でサービスを輸出できる企業には有利ですが、インフォシスは世界各国に拠点が分散しているため恩恵は受けていません。翻り、為替の影響を受けづらい安定した基盤が築けていると捉えることができます。
決算当日のニューヨーク市場では株価が3.1%上昇。いいがな。
ITセクター自体も3%上がっているため、単体での値上がりは要素はありません。将来も楽しみな好決算だと思うのですが、市場からの反応は皆無でした。どないやねん。
(INFY株価チャート 6ヵ月)
インフォシスは2019年期も6~8%の成長継続予想を発表しています。
2019年から始まる3カ年計画では2019年に経営を安定させ、2020年で拡大に勢いをつけて2021年に加速させる方針です。IT業界は変化が目まぐるしいので予定通りに進行できるとは考えづらいですが、2019年度の安定方針は安心です。
PERは18.4倍とIT系企業にしては割安で、年利3.37%の配当も支払われます。優秀な銘柄なのです。
僕は200万円分の株式を保有しており、資産投下はすでに充分です。引き続き保有を継続しようと思います。