億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、37歳現在、資産額5,200万円。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


“閉”で失う1秒の価値

エレベーターに乗ると、真っ先に“閉”ボタンを押します。

 

間違っても階数ボタンを先に押してはいけません。ドアが閉まっている時間を利用して階数を指示するのです。

 

ちょうど閉まるぐらいのタイミングで到着しそうな人がいたら、特に急ぎます。すでに閉まり始めたドアが再度開き、また閉まるのを待つ。人生の空白時間。ムダすぎる。“閉”ボタンを連打し、少しでも早く閉めるのです。

 

すげーな、世の中にはこんな嫌なやつがいるのか。

 

すみません、以前の僕です。

 

今は、もはやパネルに目もくれません。階数ボタンさえ押さずに奥まで進み、呼吸を整えてゆっくりと振り向く。気分は映画「マトリックス」です。入り口までは案内するが、扉は君自身で開けろ。あっすみません、8階お願いします

 

エレベーターの開閉を委ねることで、海外出張の際には国民性を垣間見ることができます。例えば、香港のリフトは閉じるのが早いです。ゆっくりしているとドアに激突し、先客に舌打ちされます。

 

アメリカのエレベーターはなかなか閉まりません。急ぐわけでもないので、ゆっくりと閉まるのを待ち、ほかの人が乗り込んできたらHelloなんて挨拶をします。

 

LAのホテルだった記憶していますが、あまりにも閉まらないエレベーターと出くわしたことがあります。階数を指示しないと反応しないのかと階数ボタンを押しても、まだ閉じない。僕にも意地があるので“閉”を押すわけにいかず、エレベーターと僕との我慢比べ。

 

フロントの人と目が合ったのでニコッと会釈して、万事支障がないことを雰囲気で伝えます。それから何度ものぞき込んできたので、都度爽やかな笑顔を振りまいておきました。その日のホテルは僕の評判で持ち切りだったことでしょう。

 

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人生は限りがあるので、最も重要なことを優先させる姿勢が必要です。エレベーターが閉まるまでの時間を失おうとも、心に芽生える余裕は並大抵ではありません。

 

幸せになるためにおカネを稼ごうと頑張って働き、忙しくなってギスギスし “閉”を連打する。Oh, What are you doing!?

 

焦ってばかりでは輪廻に絡めとられてしまいます。道端の小さな幸せに浸ることも大切です。

 

ミリオネアは1秒を惜しんで“閉”を連打したりしません。彼らはいつまでたっても閉まらないエレベーターのなかで、優しい微笑を浮かべて僕たちを待ち続けています。