億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、37歳現在、資産額5,300万円。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


「書き出し小説」を読んだ

書き出しには気を使います。1文目からワールドに引き込みたいのです。

 

億万長者物語は資産運用ブログではありますが、「物語」を名乗っていますしね。せっかく読んでもらっていますしね。

 

恥の多い生涯を送って来ました。 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。(太宰治 人間失格「第一の手記」より)

 えっなになに? なんの告白が始まっちゃうの? ってなるじゃないですか。

 

文章作成の参考になればと、小説の書き出し箇所だけを集めた書籍を購入しました。

 

書き出し小説

書き出し小説

 

 

本書は小説の書き出しのみで構成されています。

 

有名小説からの抜き出しだと思い購入したのですが、投稿作品の編纂でした。ちょっと狙いにきている作品が多いです。

 

当初の目的とは違ったものの、書き出しのみという試みとネタ感の混ざり合いがちょうど良く、自由に楽しむことができました。

 

「あ、肉まんを考えた人か」そう思ったときにはもう、滝つぼが眼前に迫っていた。(本書より)

滝つぼがあったから肉まんを想像したのか、考えごとに気を取られて滝つぼに落ちそうになっているのか。目前に迫るというのは、吸い寄せられているのか、転落の最中なのか。落下するなら船じゃないよな、筏にでものっていたのだろう。肉まんをつくったのって諸葛亮孔明だっけ。いやそれは饅頭か。

 

情報量が限られるため、脳内に際限なく景色が広がります。

 

書くときもそうですが、報告や相談するときも、ついつい情報を盛り込みがちです。グダグダして、要点がボヤけてしまう。

 

もっと受け手に任せていいのだと知りました。誤解するなら、すればいい。楽しい方向に解釈してくれそうな気がします。

 

僕が描いた世界とは別の、あなただけの億万長者物語が広がる。それってロマンティックですね。

 

完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。(村上春樹 風の歌を聴け より)