妻はヨガの回数券を持っています。
20回分買うと1回につき500円安くなり、50回分だと750円お得だそうです。
悩んだ末に購入したのは50回分です。1年間半で使い切る予定を組んでいましたが、想定通りに消化できず、期限が切れる今月に入ってからは平日も教室に通ってシェイプアップに励んでいます。
僕は細身の女性が好きなので、諦めずに頑張ってほしいところです。目指せ、すっきりほっそり!
妻には使用完了を促していますが、購入した回数券がもったいないからと期限前の駆け込み消費をするのは、賢い行動ではありません。
代金を支払った過去と利用する現在は違います。
購入時にはお得感を手に入れ、ヨガではエクササイズとリフレッシュを喜ぶ。それぞれ独立した別の行動です。
楽しめなくなるのであれば、残りの回数なんて気にしてはいけません。あらかじめ回数券を購入することで教室に通う動機にするのは1つの手段だと思いますが、モチベーションアップを狙ったのは購入時でしかないのです。
僕はサブスクリプションも含め、長期契約でのサービス購入を疑っています。英会話のNOVAで凝りているのです。
大学生だった僕は、最多150回分もの授業を契約し、20回しか使用せずに満期を迎えてしまいました。
多く買えばとてもお得で、いかに義務感が生まれて英語学習が捗るか。美人営業のセールストークに乗せられた過去が悔やまれます。
それから僕は綺麗な人を信用できなくなりました。
・・・妻は美人ですよ! 失礼な。
人間はハマるときにはハマります。むしろ強制感がないほうがハマりやすい。
購入と消費は、同じタイミングで発生させることが原則です。割安な価格ではなくとも、代金に見合ったサービスを満喫することができます。
結果的に何度も利用して回数券を購入したほうがお得であったとしたら、それほどまでに通い詰めた自分を褒めてあげましょう。
妙なお得感に惑わされることなく、適切な消費行動を満喫する。すっきりほっそりを目指す、僕とあなたと、それから妻との約束です。