うちの子どもたちは、よくケンカをします。
仲良くじゃれていたはずなのに髪の毛を引っ張り合い、お菓子の分けっこが強奪に発展します。
ソファの場所を取ろうとお尻をねじ込んで押し合いになり、廊下を歩いては肩をぶつけ因縁をつけるのです。
反社会派勢力やないか。
とくにケンカが勃発しやすいのがお風呂です。狭い湯船に3人で肩を寄せ合うので、押しただの飛沫が飛んだだの、否が応でも争いが発生します。
ケンカの処理をするのが面倒なので、僕は別々に入れるようにしますが、妻は子どもたちをお風呂に押し込み、ドアを閉じて放置。
呼ばれようが泣かれようが無視です。ようやく自分の時間が持てたと一息ついています。
絶叫が反響し近所迷惑が心配されるようになって、ようやく風呂場に向かいますが、事態の収拾を図るでもなく湯船から上げるだけです。
妻は、気が済むまでケンカをさせるという方針を持っています。争って解決することで、社会の仕組みやルールを学ぶことが出来るらしい。
ごもっともですが、二女の鼻血が垂れていますよ。
サラリーマンをやっていると、衝突を極度に恐れがちです。
万事滞りなく進行することが最上とされていますが、自分の責務外では、あえて周囲の調整を行わずに事の成り行きを見守ってみるのも一興です。
同僚の対応方法を見ることができるし、チームの処理能力を計ることもできます。組織改善のヒントになるかもしれません。
案件が焦げ付いたら有意義なケーススタディを得ることが出来るし、大炎上したら、それはそれで愉快やがな。
気付かずに問題を勃発させるのは能力不足ですが、知っていますからね。愉快犯なのです。余計にタチが悪い。
自分には飛び火しないよう、充分に注意しましょう。あらかじめ手を打てた案件で、敢えて苦しんでいたら、特殊な性向を持ったダメなヤツになってしまう。
それでは今週も頑張りましょう。