末っ子の二女は、頻繁に泣かされます。
長男は暇つぶしにちょっかいを出し、長女が日頃のストレスをぶつける。キミたち、妹をなんだと思っているんだ。
子ども部屋から泣き声が聞こえても放置です。笑い声に変わるのか、より一層大きく響き渡るのかを見極めます。
自分たちでの解決を期待して様子を見ますが、やられ役の二女には堪ったものではありません。部屋を飛び出し、泣きながら走り寄ってきます。
僕と妻を見比べ、助けてくれそうな方を即座に見極めて訴えるのです。
やっつけて
穏やかじゃないね二女。なにがあったのか父に教えて
長女と長男、叩いた。やっつけて
おーい、長女と長男。悪いことしたの?
だって二女がレゴをバラバラにしたんだよ
そうなの、二女? 叩くのはダメだけど、レゴを壊すのもダメじゃん
二女やってない、やっつけて
大抵はどっちもどっちなので、子ども部屋に押し戻して一件落着です。話を聞いてもらって気が済んだのか、仲良く遊んでいます。
しばらくしたら、また泣かされることでしょう。
諍いを何度も繰り返し、子どもは社会を学びます。できることなら、僕の読書時間を邪魔せずに勝手に学んでいってほしい。
困難に直面した際に、助けを求めることは重要です。
問題を処理しきれないことを恥ずかしく感じる必要は一切ありません。堂々と、かつ分かりやすく援助を申し入れましょう。
どのチームにも、1人ぐらいは優しい人や暇な人がいるので助けてくれます。
僕の場合は、誰かが手伝ってくれるとは思えません。業務量が突出して少ないのです。
常々、複雑な案件は迅速に上司に振り、簡単な作業は部下にお願いしています。手伝ってもらえるような状況ではありません。
それでも声を上げるのです。問題を1人で抱え込んではいけません。
困っていることをアピールしておけば、サポート不足のチーム問題だと割り切ることが出来ます。
堂々と失敗し、ほらね?と自信たっぷりに言い放ちましょう。
大抵は、その前にヘルプが入ることを僕は知っている。あぁ美しきサラリーマン。
今週も頑張りましょう。