うつ病に興味があります。
友人や同僚に疾患者が多く、世間にありふれている症状なのに病気の実態が見えないし、対処やサポート方法もよく分かりません。
現代は複雑な競争原理が絡み合った高ストレス社会です。
いつ身近な人が発症するか分からないし、そもそも僕だって業務が退屈過ぎて消えたくなることが多々あり初期症状の可能性が否定できないので、対策について調べてみました。

完全復職率9割の医師が教える うつが治る食べ方、考え方、すごし方
- 作者: 廣瀬久益
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2015/01/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書によると、うつ病と一括りにいっても色んな種類や段階があり、症状が似た気分障害も含めると病態は多岐にわたります。
原因や治療方法も異なってくるので、型に嵌めない柔軟な診断が必要です。
うつ病は、抗うつ剤など薬剤療法だけでの完治は困難です。原因となっている状況を改善しないと、回復しても社会復帰後に再発してしまいます。
薬剤に頼った従来の対処で完治する患者は、2割ほどしかいないそうです。
脳も身体の一部なので、根本治療のためにはきちんと栄養を摂取することが肝要になります。
フェチリン、ナイアシンやチロシンが欠乏すると障害が出やすくなるらしいのですが、そんなこと言われましても。
セロトニン?ノルアドレナリン? そうねぇ。
鉄やたんぱく質、アミノ酸を摂取すると良いらしいのですが、平たく言うと、偏りなく色んなものを食べると良いようです。
うつ病は心的エネルギーが消耗することで長期化します。
エネルギーが枯渇した状態では抗うつ剤の効果を得られず、深刻な手術後と同様に、焦らず発病前の状態を取り戻していくほかありません。
休養によって心を回復させ、規則正しい生活を取り戻して活動的な日々に慣らし、運動などのストレス発散方法を身に着けていくのです。
ふむふむ。
記述はありませんでしたが、心的エネルギーが消耗するような生活を送らないことも重要です。
本書では連続して勤務できる状態をもって完治としていますが、裏を返せば、ほとんどのストレス源は会社だということです。
いざとなったら働かなくても構わないと思える程度の財力と、心の準備もしておこうと思います。
そして、しっかり栄養を摂取して活動的な日々を過ごし、適度に運動する。これで、うつ病への基本的な対策はできそうです。
ホリエモンの予防医学本冒頭でも、ページ数を割いて心の病について啓蒙されていました。他人事だと油断せず、対策知識の習得に努めましょう。