「フリースタイルダンジョン」をよく視聴しています。
挑戦者が挑む1対1の即興ラップ勝ち抜き戦で、日付が水曜日に変わった深夜にTV朝日系列での放送です。
出演ラッパーのアドリブ技巧が超絶で、毎回舌を巻きます。
リズムに乗りながらも会話が成立していて、韻まで繋がっている。ウソでしょ。本当に即興なの?
番組でラスボスとして最後に待ち構える般若が自伝を出したので読んでみました。
本書で記されるのは、般若の生い立ちから40歳で武道館単独ライブを慣行するまでです。
ヒップホップというと、アメリカのギャングスタが想起されて悪者感がありますが、売れるために泥臭い努力しています。
人が集まるライブに出かけては、ステージのマイクを奪って勝手にパフォーマンスしていたらしい。
おいおい。めちゃくちゃだけど、熱量が凄い。
18歳のときには敬愛する長渕剛さんのライブに行き、武道館の周りでギターを弾き語っているファンを見て、自分もなんかしなきゃって始めたばかりのフリースタイルラップを披露したらしい。
なにそれ。般若の勢いガチリスペクト。比べりゃ俺はキープレフト。
極めることのカッコよさ、突き抜けることのカッコよさが刺さりました。
僕はすでに中年のオジサンですが、今からでも可能性を諦めずに頑張ってみようと思います。
まずは、人生を賭けられる対象だな。道のりは遠いぜ、メーン。