僕は歳を重ねています。
僕が歳を重ねるということは、妻も歳を重ねるということです。
森羅万象、同じだけ時間が流れているのですね。風流だなぁ。
妻が身体の変化を訴えてきました。老化です。
肌が荒れるだの、肩が痛いだのと訴えてきます。
高価な化粧品を買い、僕をマッサージに強要する口実ですな。
次の日にお酒が残るとも言っていますが、それは結婚当時から変わりません。
単純に飲み過ぎなのです。破壊的な酔いを好む節があるんですよね。
ちなみに、僕もです。丁寧に瓶詰めされたお酒が溶けるように減っていく。大事に育てられた麦と芋とグレープが勿体ない。
僕たちもアラフォーだから多少の変化は受け入れざるを得ないことを伝えたら、“アラフォー”という単語に敏感に反応していました。
Oh my god!! Around Forty!?
やっべ、怒られる。女性に年齢は禁句やった。
身構えましたが、単純に驚いていただけでした。
初めて言われた、考えてみれば確かにね、なんて呟いています。
それはそうでしょ。
アラフォーなんて、周りが言ったら怒られます。
アラフォー本人が自分に対して自虐的に呼称するのが正しい使い方です。
それに対して、いやいやまだ若いですよ、と返すのが周囲の正しい反応なのです。
額面通り受け取りましょう。
人の心は分かりません。無暗に詮索するのは粋じゃないし、闇雲に邪推するのは馬鹿げています。
周囲が言った言葉は真実です。そう考えると、なんてハッピー。
業務中のちょっとした会話は、このような意味を持つことになります。
仕事の分担が積極的だね
→ 〇 仕事の分担が積極的だね
→ × 自分でやれよ
家族を大事にしているね
→ 〇 家族を大事にしているね
→ × 付き合いが悪いぞ
ユニークな考え方をするね
→ 〇 ユニークな考え方をするね
→ × 空気読めよ
僕が知っている限り、面と向かって悪口を言ってくる人はいません。
ホリエモンも同じようなことを言っていたので、恐らく定理です。ホリエモンクラスで好き勝手に生きていても、文句は言われないということです。
ただし、大人限定ね。子どもは残酷だし、成長しきれていない大人も自分を棚に上げたクレームを出してくるけれど、それはノーカウント。
褒められたら素直に喜んでおきましょう。
満面の笑みでありがとうと言われたら、それ以上の嫌味は返せないのが人間(大人)です。
それでは、今週も頑張りましょう。