香港にやってきました。
香港といえば、美味しい飲茶に高級ブランドショッピング、夜はキラキラの夜景ですね。
我が家の面々は目もくれずにHSBCへと急ぎます。ジョイントアカウントを開設しなければならないのです。
ジョイントアカウントについては、こちらをどうぞ。夫婦名義の口座は、どちらかに不慮の事態が発生した際の資金引き出しが安心です。
観光客でごった返す繁華街に、僕の個人名義口座、ソロアカウントを10年前に開設したHSBC支店があります。
エスカレーターを登って辿り着く、やけに天井の高いホールに順番待ちの客が溢れる風景は、何年たっても変わりません。
織り込み済みの僕は、あらかじめアカウントマネージャーにアポイントを取っておきました。このひと手間で、行列とは無縁です。
名前を告げて待つこと1分。
赤色のカーペットを颯爽と歩み寄ってきた受付の黒髪女性が、無表情に告げます。
あなたの担当は休暇中です
・・・えっ、どういうこと? 僕たち、アポあるよ?
世界最大級のメガバンクだからって油断していました。本社はヨーロッパだから、個人のバカンスが優先されるのか。
困惑と怒りを処理しきれないまま惨状を訴えると、渋々ながら代替の担当者を当てがってくれました。頼むよ、ホント。
必要書類は事前にメールで目を通してもらいましたが、その担当者がビーチで波に揺られているから不安は募ります。不備があったらバカンスに乗り込んでやる。
書類については、こちらをどうぞ。
急きょバトンを渡された女性行員がキビキビと書類をチェックしていきます。丸顔に難しい表情を浮かべていましたが、確認後にニッコリ笑顔。問題なし、よかったー。
カタカタと書類内容をコンピューターに打ち込み、必要な情報を埋めていきます。僕は個人口座を保有しているため、本人確認だけで大丈夫でした。
30分ほどで口座開設が完了です。
HKドル口座は既に使える状態になっており、僕のソロアカウントから資金を振り込んで、口座を起動させました。
起動(アクティベート)させないと、すぐに使えなくなってしまうのです。
外貨口座は1営業日後に準備できたため、次の日にネットからUSドルを振り込んで起動を完了させました。
妻のインターネットバンキンクも、その場で開設してくれました。
僕のネットバンクアカウントでは個人口座を確認できて資金を移動できますが、妻のアカウントからは僕の個人口座を見ることはできません。なるほど、そうなっているのね。
銀行振込や本人確認に使用するセキュリティデバイスも使える状態にしてもらいました。本来なら3営業日ほどかかるそうです。
キャッシュカードを2枚受け取り、フロアに備え付けられたATMでアクティベートします。
これを忘れると次の使用時に現金が引き落とせなくて、あたふたするのです。再起動させるためだけに、2時間も窓口に並んだことがあります。
これで、すべての手続きが完了です。思ったよりもスムーズでした。
ピンチヒッターの彼女がよかったです。
作業をしながらも僕たちの質問にテキパキと対応してくれて、分からない問題をないがしろに回答せず上司に聞いてきてくれる。
僕の担当マネージャーよりも優秀なのは間違いありません。休んでいてくれてよかった。
ジョイントアカウントの開設は終わりましたが、初期設定では預金口座と当座口座しか使用できません。
現金を保有するだけであれば充分ですが、僕たちは株式も共同名義で保有したいと思っています。
株売買のための投資口座の開設手続きを済ませてきたので、完了したら記事にします。
米ドルの投資口座は開設までに2週間、株の移管にさらに2週間かかるそうです。