年末ですね。年が明けたらすぐにやらなくてはならないことがあります。
NISAへの資金投入です。
NISAとはキャピタルゲイン(商品の値上がり)とキャッシュゲイン(配当)が非課税になる強力な制度です。利用しない手はありません。
2018年から始まる「つみたてNISA」か、現行「NISA」か、どちらで運用するのかが悩みどころです。
2制度の併用ができないため、「つみたてNISA」に移行する場合も、専用口座の開設が必要になります。
1月初旬から資金を投入したい場合は、そろそろ手続きを終わらせておきたいところですね。
検討のために、比較してみました。
「NISA」の長所は積立額が多いこと、「つみたてNISA」の長所は運用期間が長いことです。
「つみたてNISA」は商品の選択が限定されることが懸念されていますが、大きな問題ではありません。
金融庁の厳しい要求をクリアした、優秀な商品ぞろいなのです。投資経験が少なくても、安心して商品を選択できます。
「つみたてNISA」の新設が注目された2017年度税制改正ですが、「NISA」のロールオーバー上限撤廃も忘れてはいけません。
改正前】保有商品の評価額が、期限の5年後に限度額(2018年なら120万円)以上になっていた場合、限度額までの120万円しか移管できない
改正後】保有商品の評価額が、限度額以上になっていても、そのまま次の5年に移管できる
絶対に売らない金融商品を選んでおけば、繰り延べすることで、原資120万を10年間、非課税で運用できることになります。
「NISA」は2023年に終了してしまうため、雪だるま式に転がしていくことができないのは残念です。
ただし、僕は2023年後もNISA制度が一本化するなどして「NISA」も残っていくのではないかと睨んでいます。
完全な憶測ですけどね。
ということで、2018年の我が家のNISA枠は「NISA」を継続します。市場連動型のETFを購入することになりそうです。
銘柄は、高配当の米国株を指標にしている、VYMが筆頭候補です。
もちろん配当も支払われるので、キャピタルゲイン無課税特典を、きっちり享受できます。
それ以外では、米国株式市場の銘柄をほぼカバーしているVTIもいいですね。
世界中をカバーできるVTも素晴らしいですが、コストが比較的高く(0.11% vs VYM, VTI 0.04%)、絶対売らないという戦略には多少不利ではあります。
まぁ、10年満額回したとしても1万円ぐらいの差なので、無視しちゃっても、よさそうです。
なにを買おうかと悩んでいるときって、楽しいですね。
購入した後は、上げても下げても、苦しみが待つばかりです。