いつもは美容室を利用します。高校生のころからなので、20年続いた習慣です。
心機一転、理容室に行ってきました。いわゆる床屋ってやつです。
目的は、顔剃りです。
数年前から、顔剃り願望が高まり続け、ついに堪えきれなくなりました。
利用した理容室は、初老男性が一人で切り盛りしていました。こじんまりしながらも清潔で、好感が持てます。
とりあえず髪を切ってもらい、シャンプーをしてもらいます。
理容室のシャンプーは顔を下向きにすることが一般的です。美容室では顔を上向きにすることが多いですね。
いやー、シャンプーは下向きにかぎりますな。
美容室のシャンプー時に顔に置かれる、薄紙がどうにも気になるのです。息したら動くし。
かゆいところはございませんかって、顔ですよ。薄紙が顔に当たって、こそばゆいんですよ。
シャンプーが終ると、背もたれに倒されます。アゴを上げ、念願の顔剃りタイムの始まりです。
蒸しタオルで顔を覆われます。ちょっと熱いくらいの、気持ちよすぎる温度。
幸せ感が止まらない。
しゃかしゃかと、クリームを泡立て、少しずつタオルを外して、顔に塗っていきます。またもや、ちょい熱の幸せ温度。
あー、床屋にしてよかった。
それからは、ジョリジョリと剃られるに任せるばかり。髭はもちろん、顔面全体のうぶ毛が、そぎ落とされていきます。
最後には耳たぶのうぶ毛も剃ってもらいます。
ただでさえ敏感な耳たぶにあったかクリーム塗られて、ジョリジョリされるのです。
天国かよ。
仕上げにヘアトニックみたいなものを頭皮にかけられると、おじいちゃんの懐かしい匂いがしました。
頭皮マッサージを受け、すべての工程が終了です。
これで3,500円です。最高すぎる。
これぞ、ミリオネアのお金の使い方です。