本をジャケ買いしました。「東京ワイン会ピープル」です。
タイトルと表紙が、素敵なバカバカしさを感じさせます。
なるべくリッチな環境で読むとハマると思います。僕は空港のラウンジで読み、やられました。
社会人4年目のOLが、ワインの魅力に目覚めていきます。
そのOLは、麻生十番で一人暮らししていて、クラスで3番目に入るくらいに容姿もいい。
どうしたって表紙のイラストを投影しちゃうので、めちゃかわいい女性を想像しながら読むことになります。
彼女はワイン会に参加して、ワインにはまっていきます。ワイン会の参加者は、ベンチャー社長やらモデル、医者や弁護士など。きらびやか放題なゴージャス感。
どのワインがおいしいだの、あんな光景が浮かぶだのとワインの感想も供述されます。ワインが高価すぎて、この辺は想像が追いつきません。
よほどワインが好きとか、詳しくなりたいとかでなければ、ワイン話は、ちょっとしたアクセサリー感覚でいいと思います。ストーリーも、とりあえず追う感じ。
設定で読めます。素晴らしく、くだらなさすぎる。
教養が高められるとか、刺激を受けるとか、高尚な見返りは期待してはいけません。ただただ、くだらなさを楽しむのです。
東京カレンダーの港区おじさんが好きなかたは、ビタハマりすること間違いなしです。