本屋に行くたびに平積みになっており、さすがに気になってきたので読んでみました。
僕が手に取ったのは小説版ですが、マンガ版もよさそうですね。メッセージ性が強い作品なので、素直に心に響きそうです。
題名のとおり、どのように生きることが“正しい”ことなのかを投げかけてきます。
多くのものを生産して世の中に送り出している人と、何も生産しないで、ただ消費ばかりしている人間と、どっちが立派な人間か、どっちが大切な人間か
こう聞かれると、考えるまでもないですね。
僕は経済的に自由になることを目標としており、いざ就労の必要がなくなったとしても、毎日プラプラしていては、どうにも人生の意義を感じられるとは思えません。
生産活動の準備が必要です。金融商品を保有することで経済活動には参加できますが、生産できているのか、となると肯定できない。
同じように、今のサラリーマン生活もそうです。毎日会社に行って、メールを処理したり、企画を出したり、会議で話し合っていますが、これって生産活動じゃないですね。新しいことは、なにも生み出せていません。
なぜ、自分のしたことに対し、どこまでも責任を負おうとしないんだ
同僚や上司に、いつも思っています。そして、自分に対してもです。きっと、みんなそうだから、この本が売れているのでしょうね。
会社で従業員として働く以上、自分の責任よりも組織を優先しなけりゃならないし、個人の責任は会社が肩代わりしてくれます。
ダメなサラリーマンだと落ち込んだりすることもありますが、そもそもが、組織の一員として働くことって、生産活動ではない気もしているのです。
勇気を出して、ほかのことは考えないで、いま君のすべきことをするんだ
すべきことは見えています。けれど勇気が出ないのです。経済的に自由になってから、などと言っていては、いつまでたっても「その日」が来ないことも。
いやー、なんだか熱くなって、いろいろと書いてしまいました。人生について正面から向き合わせてくれますよ。