インド企業のインフォシス(Infosys/INFY)は、ソフトウエア開発の世界的大手です。
インドのバンガロールに本社があり、20万人もの従業員を抱えています。創業は1981年、1995年には株式を上場した、伝統あるIT企業です。
決算前日、インフォシスの株価は4.8%も上昇しました。150万円ほどの同社株式を保有する僕としては、喜ばしい限りです。
インフォシスのPER(株価収益率)は15倍ほどで、成長が期待されるハイテク業界としては、割安です。ほどほどの決算でも、株価の高騰が期待されます。
そして、4月13日の決算発表。
- 年間売上 前年比7.2%アップ
- 営業利益 前年比5.5%アップ
- 経常利益 前年比16.2%アップ(連結の影響大)
- 配当 前半期比71.7%アップ
- 通常配当の約半額を株主へ追加特別還元
よくやった。きっと成し遂げられると信じていたよ。
そして、株価は7.72%の下落。いや、なんでやねん。
テンセントの決算の際にも書きましたが、投資家の皆さんは、どれだけの期待を株価に込めているのでしょうね。
テンセントはPERが45倍もあり、割高に買い込まれているので、好決算でもガッカリする気持ちは理解できますが、インフォシスは割安株です。
高望みしちゃいかん。売上7%アップ、立派やがな。
同じくインド企業で、競合のタタコンサルタンシーサービス(Tata Consultancy Services /TCS.NS)は売上8.6%アップ、利益5.3%アップでした。売上規模は倍近い差が付いています。
成長という観点では、タタに乗り換えてしまったほうがいいようにも思いますが、タタはPERが24倍なので割高です。これが、いわゆる「成長の罠」なのでしょう。
パッとしない株を保有している気がしないでもないですが、インフォシスを信じ続けてみます。2018年度の売上は7~9%ほど延びる予定だそうです。
先日、インフォシスを買い増していました。
テンセント決算への嘆きはこちらです。