僕にとっての資産運用とは、米国株を購入して放置しておくものです。
未来への期待はすでに株価に織り込まれているため、企業の前途を過剰に期待にすることはしません。
全体の富の成長と、それを余さず享受できる巨大企業の多くを抱えるアメリカ合衆国を信じるのみ。
アメリカ市場全体を購入できるVTIをメインにしつつ世界まるごとのVTも併有、退屈凌ぎの嗜みとして個別株を購入しています。
多少の暴落時買い増し資金を残しつつ、収入を得ると同時にインベスト!!
売却は選択肢として考えず、株価の浮き沈みに身を委ねるのみです。
順調に資産は増えていっているし、毎日の株価変動もワクワクドキドキできるので、僕に合った投資方法なのだと思います。
こういうのがアカンって話です。
危機感をなくし、成長への飢餓感をなくしたときに困難が襲い掛かります。
日本の技術力は世界一だと妄信し、医療にまで過信を落とし込み、歯科医のいうことを鵜呑みにして歯を削って銀歯にしたけれど、そんな治療は世界では20年前の技術だったという逸話にも通じます。
歯医者に歯を削られないよう、株式投資の名著「敗者のゲーム」を読んでみました。
敗者のゲームとは、相手のミスを待って勝利するゲームのことです。
対して勝者のゲームは自らポイントを取りに行って、勝利をつかみ取るゲームです。
テニス初心者はネットに引っかけて自滅し、プロはウィナーを決めてポイントをもぎ取る。
同じルールなのに、戦い方は違います。
本書によると、株式投資は敗者のゲーム、相手のミスに乗じてしか勝てないゲームです。
市場で売買している大半が機関投資家なのです。素人が未発見の情報と手法で勝つことはできません。
機関投資家に任せたところで手数料分のマイナスが発生するし、安定して勝ち続けることは困難なのです。
大切なのは敗者のゲームに付き合わないこと。
資産運用の目的と期間を明確にし、売買で儲けを出すようなゲームには参加しないことです。
EFTにしろ、個別株にしろ、信用できる株を資産運用の目的に沿って、10年以上長期保有をすることで、違うゲームを戦うことができます。
株式市場は、そもそも儲かるはずのゲームなのです。
つまり、僕の投資方針は正しいということです。
株式投資の未来とか、ランダムウォークとか、ほかの株式投資の名著に書かれている通りに実践しているだけなのですけどね。
それぞれ感想文にまとめているので、どうぞ。
米国市場ETFを買って、あとは放置。
ほとんどの株式投資本に書いてあることは一緒です。
株で資産を10倍にする方法、10万円から1億円、とか読んだら新しい気づきがあるのかな?
近所の本屋にFXコーナーが出来上がっていたので、興味本位に手に取ってみようか悩んでいます。ジムクレイマーの投資本とかも良さそうです。
新しい知識は、常に必要ですからね。
僕がヤバそうな案件に手を出したら、その後の経過をお楽しみください。その際は、くれぐれも真似をしてはいけません。