夫婦は協力し合うことで圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
おカネの話です。
幸せとか、楽しい老後とか、そんな話ではありません。
幸福はそれぞれですからね。
ちなみに、僕は結婚してよかったと涙ながらに語ることができます。
大抵、驚かれます。
そういうことを言う人は始めてだ、とか、運がよかったんだね、とか。
大丈夫、疲れていない? と心配されることもあります。
やかましいわい。
結婚は経済的です。
固定費は折半できるし、稼ぎは倍増するし、体調を崩したらサポートし合える。
我が家は勤労期間をスイッチすることで、お互いの扶養に入って年金や健康保険をカバーしてもらう作戦を採用しています。
これだって法律上の婚姻関係を証明できるからこそです。
相互サポートのためにはフェアな関係と労働能力が欠かせないので、妻には社会感覚を鈍らせないようにお願いしています。
女性は出産や育児で社会から遠ざかってしまう機会が多く、油断すると、労働力として市場に戻れなくなってしまいますからね。
平等に働きたい
悪意なく伝えてきたのですが、専業主婦の女性に必要以上のプレッシャーを与えてしまうケースもあるようです。
稼ぎが多い男性サラリーマンが専業主婦の女性に高圧的に出てしまうマンガが話題になっています。
夫からのストレスを受け続ける様子が話題の「夫の扶養からぬけだしたい」を読んでみました。
作者である妻は、転勤族の夫に付き従って引っ越しを重ね、満足にパートも出来ず過ごしています。
一人息子の育児や家事は彼女一人にのしかかっており、夫は仕事から帰ると仕事ストレスのはけ口を求め、家庭内のあら捜しをしてプレッシャーをかけます。
僕に対する反骨心で家事をやってみればいいじゃん
こんなことを言ってしまうのです。
マジでドン引きなのですが、素直に引ききれない僕がいます。
あれ? 同じこと、言ってね??
妻が働いていないときに、社会に出る大切さを諭しちゃっていました。
親戚の専業主婦おばちゃんを具体例に、せっかくの頭脳や行動力があっても社会に還元するチャンスがないと世の中からズレちゃうとか。
すみません。本当にすみません。
深く反省したので、自戒の意味も込めて妻にも読んでもらいました。
マンガなので、一気読みできちゃう。
1時間ほど本から目を離さない妻。こえー。
読み終わって、あなたも悔い改めたほうがいいよと言われました。
くっそ怖い。
返す言葉がありません。本当にすみませんでした。
深く反省していることを告げたら、考えすぎだと言われました。
僕に何か言われても聞き流しているから安心しろと。僕も筆者も、真面目に考えすぎだと。
なにそれ?
そんな捉え方あんの??
妻が曰くに、筆者は自分を卑屈に評価しすぎだそうです。
納得する人生を歩んでいるから、配偶者程度に何か言われても気にならないとのことでした。
僕の小言など、路傍の石にも値しないらしい。
それはそれで、傷つくぜ。
後悔とか懺悔とか何だったんだ。
帰宅電車で読んで、落ち込みながら帰路に就いたのに。
思わぬダメージを食らうことにはなりましたが、ブレない女性と結婚できた幸運を再認識したのでした。