終戦記念日です。
僕もですが、子どもたちには、ますます戦争が遠い存在になってきました。
ゲームで見聞きする程度ですからね。
ケータイのアプリで遊びながら、●ねー、●せー、とか言っているし。
これこれ。そんな言葉を発しちゃいかんよ。
次の世代にも平和の大切さを伝えておこうと思います。
図書館おススメの「ちいちゃんのかげおくり」を、長男とのマル読み(読点で読み手交代)で読みました。
戦時中の小さな女の子、ちいちゃんの物語です。
徴兵でお父さんを取られ、空襲で母と兄をなくす。
見上げたかげおくりに、いないはずの家族が映る。
もうね。読んでください。
人間なら、泣きます。
お母さんのことを、おかあちゃんと呼ぶのです。
それ、うちの二女も同じ。
やめてくれ。感情移入が止まらない。
空襲による一家離散は涙を抑えるのがやっとでした。
僕が泣いてしまうと子どもへのメッセージがぶれてしまうのです。
ちいちゃん1人のかげおくりよりも、父の涙のほうが強烈ですからね。
おとうちゃん泣いてるーってなる。違うよ、そこはポイントじゃない。
読み終わってから息子と話しました。
小学1年生にしては、物語を追えています。
以前読んだ長女は、ラストシーンでお父さんとお母さんに会えて安心したと言っていましたからね。
頑張れ。比喩表現を読み取れ。
みんながいなくなってしまうことは辛いこと。戦争が悲しいこと。
これから楽しいことがいっぱいあるのに死んでしまうのは、さみしいこと。
大切なメッセージは受け取っているようです。
日本は戦争がないから大丈夫と言っていたので、その点は訂正しておきました。
戦争をしないことは、現代に生きる大人と、未来を生きる彼らの責務です。
次の世代の子どもたちにも楽しい人生を用意し続けたいと思った終戦記念日でした。