億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、38歳現在、資産額5,900万円。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


不動産を買いに行こう① ~買付申込~

 

2,500万円の買付申込書を前に動じることもない。

 

僕はサインを書き入れた。

 

横に座る妻は強張った表情を崩さないでいる。

 

不動産屋にはコーヒーが香っていた。

 

 

 

春先にアポをお願いしたときには、多忙を理由に断られてしまった。

 

引っ越しが立て込む時期の当日のアポ。

 

都合がつかないのも無理はない。

 

それ以来だから、5ヵ月ぶり。

 

実際に会うのは3年半ぶりだ。

 

不動産で収益を出そうと物件を探していた時期があり、その当時にお世話になった。

 

一棟買いできるマンションを探しており、予算は3000万円ほど。

 

大手の不動産会社は真剣に付き合ってくれなかったが、開業したばかりだという個人の不動産屋だけは親身に物件を探してくれた。

 

4年前に買いを入れた物件は、一番手の購入希望だった。

 

取得確実と思われたが、両手(売却と購入の手数料)取りを狙った売元の妨害にあり購入には至らなかった。

 

理不尽な仕打ちに憤り、最後まで戦ってくれた不動産屋との絆だけが残ったのだ。

 

 

 

不動産投資への情熱は去っていった。

 

レバレッジを利かした資産運用ができることが魅力ではあるが、現物があることへのリスクが高すぎる。

 

震災とか、訳の分からない店子とか。

 

売却する際の出口の狭さも問題だ。

 

長期間保有すれば元は取れるらしいが、それは高配当の株式でも同じ。

 

20年後にボロボロのマンションを残すか、若者が入社し続ける巨大な伝統企業の株式か。

 

特殊嗜好がない限り、選択は1つだ。

 

そして、僕はノーマルなのである。

 

 

 

興味は失ったものの、勉強は続けていた。

 

選択の制限は可能性の損失である。

 

平日は仕事だし、休日は子どもとの遊びに忙しいしで、ついつい物件巡りは疎かににしていたが、お盆休みを利用して不動産屋に顔を出してみた。

 

思い出話も早々に、良さげな収益物件はないかと聞いてみる。

 

最近は掘り出し物がないらしいけど、今日はあるらしい。

 

・・・。

 

あるんかい。

 

徒歩圏内だったので、灼熱の日差しの下を物件へ歩を進める。

 

2階建て4部屋。

 

25年ながら大手施工の建物で状態がいい。しかも5年前に大規模修繕が終わっているらしい。

 

全室埋まっており、1部屋の家賃は45000円ほど。

 

駅から近く借主探しには苦労しなそうだが、売主が面倒くさがってサブリース会社に一括借り上げしてもらっていたらしい。

 

額面利回りは5%ほどだが、サブリース契約を解約して直接契約にできれば、利回りは8%を超す。

 

いいがな。

 

値下げの感触確認。

 

2,500万円でどうですかね。

 

やってみましょう、と不動産屋。

 

・・・いいがな。

 

利回り9%が見えるぞ。

 

その日の午後には妻にも物件を見せ、購入の意思を表明。買入の申し込みをしないと、売買のスタート地点にも立てないのだ。

 

超高額な買い物に固まる妻。

 

そりゃそうだ。

 

よし行け! と即答されたら僕が躊躇する。

 

2,500万円は収益物件にしては安価なこと、僕がサラリーマンで属性がいいから銀行からローンを借りれること、辞めてからは無理なこと、しかも辞めそうであることを説明し説得を試みる。

 

明らかに固まっていたが、まぁやってみろと。

 

いいんかい。

 

すげーな、妻。

 

当日の夜には夜間状況と周辺環境を確認。

 

静かで過ごしやすそうな住宅地。

 

喉の渇きを我慢しきれず缶ビールを飲みながら散策したため、不審者扱いされていたかもしれない。

 

 

 

翌日には買付申込書を提出した。

 

現在は売主との交渉結果と、銀行のローン審査待ちだ。

 

安く買えないと投資対象として価値が低減してしまうし、銀行からローンを引き出せないのであれば、不動産投資の魅力が失われてしまう。

 

自己資金を減らすことなく、資産運用額を増やすことが目的なのだ。

 

家賃収入がローン返済額を上回ることが、不動産投資の勝ちパターン。

 

頭金なしの全額ローン30年が理想だが、どんな条件を勝ち取れるか。

 

交渉の結果も、銀行の審査結果も、1週間ほどで出るらしい。

 

進捗があれば報告します。経過をお楽しみに。