2019年のジュニアNISA枠を利用してSPXLに投資しました。
購入してから5ヵ月が経過したので、感じていることを記事にしてみます。
SPXLは米国株式指標のS&P500に連動し、3倍の値動きをするETFです。
詳細はこちらの記事をどうぞ。このブログで1番読まれている記事です。みなさん、値動きの激しい商品がお好きなのですね。
3倍値動きのインパクトは凄まじく、日々の株価増減は個別株をも凌駕します。週単位での10%変動は日常茶飯事です。
続いて、ジュニアNISAについておさらいします。
ジュニアNISAは未成年者が利用できる制度で、各年の拠出枠は80万円です。
通常のNISAと同じく非課税期間は5年間、満了後もそのまま次の期間への移管(ロールオーバー)が可能です。
値上がり益と配当益が非課税対象であることも、NISA制度と同じです。
5ヵ月保有して感じていることは、ジュニアNISAでのSPXL保有は資産運用における最適解の1つだということです。
SPXL投資の懸念点は、値動きの激しさに耐えきれず売却してしまうことです。
実際、購入した途端に株価が10%下落したときには、すべてを投げ出して山奥に籠って生活したい衝動に駆られました。
しかし、世の中の富は増え続けるらしく、下落相場に狼狽して市場から退場しない限り、株式投資は儲かるらしいです。ホンマかいな。
そして、世界の富が集まり、包括して成長しつづける米国市場では、年利7%ほどの成長が記録されてきたらしいです。ホンマかいな。
ジュニアNISAは期間中に売却したとしても、名義人が18歳になるまで引き出せず、無課税メリットを最大限に享受するためには5年ごとのロールオーバー利用が必須です。
つまり、一度購入したら、期限が来るまで保有し続けるしかない。
選択肢がなくなれば、日々の増減などに惑わされなくなります。
ああ上がっているな、ああ下がっているな。けど子どもが成人するころにはめっちゃ増えているだろうからな。みたいなね。
対処余地のなさが、SPXL投資から降りてしまう失策から防いでくれるのです。
単純に米国株期待値7%を3倍にして、誕生直後から18年間(216ヵ月)運用すると仮定すると、3,392万円です。
80万円が3,392万円。
ホンマかいな!
80万円という金額設定も絶妙ですよね。
SPXLは3倍の値動きをしますが、レバレッジをかけているわけではないので、ダメージは拠出額までに限定されます。
3,392万円の期待値が80万円で担保される。
80万円だったら、なんとか耐えられます。
ああ中古の軽自動車をぶつけちゃったな。くらい。
我が家だと子ども3人分なので、中古のレクサスをぶつけちゃったな。くらい。
くそー、レクサスかよ。
悔しいけれど、再起不能ではない。
え? 無理?
まあ、騒いだところで、買っちゃったら18歳まで引き出せないし。
慌ててもしょうがないよ。気長に待とう。
このように、期待値と引き出し制限の二重の作用によって、長期運用が実現します。
ジュニアNISAでSPXLを保有することは、資産運用の最適解の1つなのです。