飲み会シーズンです。
なるべく会社の飲み会には出ないようにはしているのですが、なんともすべては断り切れません。
飲み会の日に限って子どもの体調を悪くさせるわけにもいかないし、妻の出張が入るわけにもいかない。
ストレス源(上司)と仕事後に集まって、ストレス話(仕事の話)をする必要ある?
ないよね?
なんなの? 特殊な宗教にでも加入しているのか?
そうそう楽しい話題があるわけでもなく、使い古された昔話を促して、盛り上がったフリをするのです。
キツ過ぎる。新手の拷問だろ。
苦痛でしかない集いを定期的に開催する感性が、さっぱり理解できません。
若手は芸の準備で疲れ果てて目の輝きを失っているし。
こうやって自我を失わせ、都合のいい企業戦士を育成しようという魂胆なのかな。
僕のような、適正がない人材はいたたまれなくなって去っていく。
狙い的中ですね。
やっと終わった飲み会の店先でグズグズとたむろすることは、もはや魂の凌辱です。
失礼します!
それまでの愛想笑いを一層輝かせて立ち去るのみです。
退散のタイミングを見計らっていた同僚に相乗りの機会を一切与えない疾風のような撤退。
背中に羨望の眼差しが突き刺さっているため、やっと帰路に着ける悦びは抑えるようにします。スキップは我慢我慢。
家には、僕の食事は用意されていません。
飲み会があることを、ちゃんと伝えておいたからね。
迎えてくれた妻が、帰りの早さに驚いていました。
まだ8時だよ、と。途中で帰ってきたんじゃないか、と。
職場でイジメられているのではないかと心配していました。
心配の方向性が心配だわ。
サラリーマンはストレスに晒されています。
組織の方向性に合わせて自分を意見を押し曲げなくてはならないし、よく分からない指示はくるし。頭のおかしな苦情にも対処しなくちゃいけない。
業務後はストレスから逃げ回りましょう。
付き合いが悪いからって評価が下がるのであれば、もはや下げてもらって構いません。
多分下がらないし。
下がるのか? まあいいや。
業務を進捗させ、成果を出し、給料をもらう。
シンプルにサラリーマンを遂行するのみです。