2016年から保有を続けていたテンセントの全株式を売却しました。
保有期間は3年と半年。
数えてみれば短い年数ですが、共にした期間はずいぶん長かったように感じます。
テンセントは、僕が初めて購入した外国株式個別銘柄です。
それまでは、日本株やファンドに我が家のおカネを任せていました。
国債や生命保険、ゴールドで資産運用を試みたこともあります。
当時の様子はこちらからどうぞ。
業務関連で中国に関わったことがきっかけでテンセントに投資し、1年半でダブルバガーを達成。
そして目覚めたのです。
ああ、個別株でええな。ファンドはあかん。
海外がええな。日本株はあかん。
ややこしい商品はあかんな。株でいいじゃないか。
紆余曲折を経て、今では米国株式指標をトレースするVTIやSPXLの保有比率が高まりました。
結果は老後まで分かりませんが、僕のなかでは成長です。
すべてはテンセントが儲けさせてくれたことから始まりました。
それまでは、年利1%も増えれば大喜びでした。
国債なんて、0.1%しか増えないからね。
1ヵ月で30%も成長するテンセントを保有して、徹底的に株式投資を勉強したのです。
投資本は片っ端から読んだ。
学術書みたいな難解なやつにも取り組んだ。
あの頃があるから、今がある。
テンセント株は延べ970株を保有しました。
最新の株価に換算すると保有額は550万円です。
テンセントを購入し始めた2016年の保有全資産額が3,500万円。入れ込み具合が分かります。
億万長者物語の、初めての銘柄研究記事もテンセントです。
細かい売却を進め、株価も上場来高値を更新、最後の100株も無事に放出できました。
1/13 売却 テンセント HK$400.00- x 100株
最高値で売却できるのは嬉しいですね。
もっと上がるかも知れないけれど、そんな夢を見ちゃいかん。
保有以来の成績は67万円でした。
投資額550万円で67万円。
利益率12.2%。
いいですね。
2017年以降は中国政府によるゲーム規制や米中貿易摩擦の煽りを受けて、テンセントの株価が伸び悩みました。
テンセント保有における反省点は、政府との関係が疑わしくなった時点での対応です。
中国のインフラになるうると考えて保有したので、政府とのパイプが揺らいだタイミングで投資を見直すべきでした。
そんで米国株3倍レバレッジのSPXLを買っておけば、今は倍になっていたのに。
結果論だけどね。
テンセントの保有を通じて、中国の動向に気を気張るようになったし、中国語に精通することも出来ました。
付随して発生した効果も含めると、プライスレス。
僕は保有を終えますが、これからもテンセントの企業活動を応援しようと思います。
テンセントを保有する皆さんには、中国情勢に加えて、中国政府とテンセントとの関係を注視することをおススメします。
とくに、デジタル通貨関連とSNS関連。
どうにも、テンセントに逆風を感じます。
もちろん、難しい局面で保有することが爆益を得る秘訣でもあります。
中国の国内情勢が怪しくなって、政府が息抜き娯楽を国民に与えるかもしれない。
そしたらゲームが主力のテンセント、大儲けのチャンス!
そのときには、中国元がそれどころじゃないかもしれないけど。
保有を続ける皆さんのご無事をお祈り申し上げます。