1月27日、世界中の株式市場が大きく下落しました。
S&P500がマイナス1.57%、日経平均マイナス1.88%、ほかのアジアやヨーロッパの市場は軒並み2%を超える下落となりました。
震源地の中国と隣接する香港は、春節休みのため休場。
再開したらどれだけの下げ幅になるか考えるだけで暗澹たる気持ちになります。
新型コロナウイルスの拡大懸念が発端ですが、上昇を続けていた株価が調整局面に突入したと考える人もいるようです。
後付けの理由はなんだっていいのよ。
僕に分かるのは新型コロナウイルスの流行が心配なこと。
それから、僕の保有資産が大きく下落したってことです。
とても悲しい気持ちなので、下落幅を確認してみます。
こんなときに、よく株価を見れる気になるねって?
こんなときだからこそです。
どうせ鬱々として仕事が手につかないのだから、きちんと現実を直視したほうがいい。
自分の財産になにが起こったのかを正確に把握することで、これからの投資方針や対策が打てるかもしれません。ひょっとしたらね。
目の前の成長機会を貪欲に利用する。
これこそがミリオネアマインドなのです。多分。
さて、1月27日の投資状況です。
132万円の下げ幅でした。
132万円!!
衝撃的ですね。
僕の人生で、そんなにお金を使ったのって結婚式ぐらいです。
あとは、株式の購入ね。だからこんなことになっているのか。
このブログは、2年とちょっと前に、1晩で50万円を吹き飛ばした悲しみからスタートしました。
132万円って、その2.64倍。
なんだか消失規模が凄すぎて訳が分からなくなっています。あはは。
当然ですが、銘柄によって影響は異なります。
インド系のインフォシスや中南米に強いメルカドリブレはダメージが軽微でした。
中国売上の貢献度が大きい企業は大きく落としています。
僕の保有株だとラスベガスサンズです。マイナス6.75%。ぐはっ。
製薬会社のファイザーや日用品メーカーのP&Gは、むしろ株価を上げました。
薬やマスクの需要が増えそうですからね。
不謹慎だけど、ビジネスチャンス到来です。
僕が保有している銘柄だけででも、これだけの上げ下げがありました。
学べることは2つです。
まず、ディフェンシブな株を保有する場合、発生するインパクトを吸収できることが重要だということ。
今回はウイルス危機に対応できるファイザーとP&Gを保有していたため、僅かながらもダメージを軽減してくれました。
これが武力衝突だったらどうか。
残念ながら僕の保有株には軍需を活かせる銘柄がありません。人の悲しみで儲けようって魂胆が嫌なのです。
だけど、ディフェンシブに固めるのであれば、ボーイングやユナイテッドテクノロジーズを組み入れたほうが安心できます。
2つ目は、ポートフォリオの分散がダメージ吸収に役立つということです。
特定の地域に依存せずポートフォリオを組むことで大崩れを防ぐことができます。
各国の株を広く買い集めてもいいし、強力なグローバル企業が集まる米国株をまんべんなく保有してもいいですね。
そうすると、最適解は市場連動型のETFということになります。
世界に連動するVTや米株のVTI。安心感が半端ない。
株式以外の金融商品は検討外です。長期リターンだと、やはり株式投資。
老い先短くなって、資金を減らさずに悠々自適な生活を送りたくなったら選択肢に加えます。
現時点での、ポートフォリオの最適解に対する考えをまとめました。
ETFを利用して保有株を広くしておくこと。
加えて、危機に対応する銘柄をディフェンシブに加えておくこと。
さらにいうなら、注目を集める銘柄も織り交ぜて攻撃力もプラスしておくと刺激的です。
これからもいろいろ考えて、ポートフォリオを完成させていこうと思います。