正月休みをきっかけに、子どもを叱る機会が増えました。
一緒に過ごす時間が増えるほどに幸せ指数が上がり、イライラ指数も上がっていく。
上手くいかないものですね。
ついつい態度の粗さが目に付いてしまうのです。
小学3年生の長女は丁寧さが足りない。
1年生の長男は嘘が雑。すぐ人のせいにする。
年少組の二女は動きが緩慢です。
今年に入ってから「早くして!」が頻出セリフ大賞を独走中。
次いで「しっかりやって!」「嘘をつくな!」「人のせいにするな!」。
僕の喉はガラガラです。
職場でも同じようなことを言っています。言われてもいる。
人間はなかなか成長しないものですね。
子どもたちには順調に育ってもらいたいので、子育て本を読みました。
人間の行動は、本能によって影響されています。
3つの主要な欲求は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」。
本能を活かしつつも制御することで、人間力が高め能力を高めることが可能になります。
そのためにも3歳、7歳、10歳の環境は重要です。
3歳までは脳の神経細胞が増え、7歳までは減少、10歳で成熟した脳が形づくられます。
成長ステップのまとめ
- 0~3歳は脳の本能を磨く
- 3~7歳は悪い習慣や考え方をやめる
- 7~10歳で人生の礎を築く
それぞれの段階について
0~3歳
何を差し置いても、愛してあげること。
興味の赴くままに遊ばせてあげて、共感してあげることが重要です。
対象が何であれ、好きになる力は成長に欠かせません。
我が家の子どもたちは、たっぷりの愛情を注いできたので、きっと大丈夫でしょう。
3~7歳
興味を持たせ、感動を促しましょう。
全力を出して集中できるようにし、諦めさせないこと。
完成度の高い結果を求める習慣を習得させるのです。
我が家だと長男と二女が該当します。
集中させるってのがどれだけ難しいと思ってるんだ。
そもそも集中してくれれば、僕が怒る必要なんかないのに。
興味をもって行動することが大切らしいので、叱るのではなく、興味の対象を提案する感じでの対応ですかね。
釈迦ですね。
7~10歳
質問をして行動を促進し、解決策を考えさせます。指示命令はいけません。
取り掛かる手順も含めて子どもの自主性に任せ、集中できる環境を準備してあげるのです。
親に求められるのは夢を一緒に語ること。
目標を達成する背中を見せることで、子どもも夢に向かって頑張るようになります。
9歳の長女が、この段階です。
夢を叶える姿を見せるって、どうするんだろうか。
僕だったら、サラリーマンを辞めればいってこと?
そんなの見せられても、ろくな大人にならないぞ。
サラリーマンを頑張っている人だったら昇格や昇給を目指すのか?
それで、同じく被雇用者へと進む。
賃金労働者の輪廻が止まらないね。
現代の社会階層はこうして固定していくのだな。
年齢に関わらず、子どもに必要なことは、好きになれる対象と横道に逸れない探求心です。
無理強いしても自主性は育たず、自己成長のための能力は培われないことが分かりました。
これからは感情を高ぶらせることなく、微笑みの精神で子どもを見守ろう。
子どもはすくすくと育つし、僕の喉が痛くなることもない。
こんなことを考えられるのは、両親が愛情をもって僕の成長を見守ってくれていたからなのでしょう。
アイスを万引きして一晩中家の柱に括りつけられた思い出が強烈だけど、それ以外は主体性を重んじた教育を与えてくれたに違いない。
親への感謝を忘れず、子どもたちへ次のバトンを渡そうと思います。