長男が商売を始めました。
フリマアプリでの日用品販売です。
ウォーレン・バフェット氏が商売を始めたのは6歳。
長男は7歳。
いいね。著名な投資家になって僕を楽させてくれ。
バフェットは1箱6本入りのコカ・コーラを25セントで仕入れ、それを近所で1本5セントでバラ売りしました。
利益率は16.7%。
祖父が経営していた食料品店で購入していたそうで、仕入先の確保も抜かりはありません。
さすがバフェット。神童かよ。
僕も負けていませんよ。
8歳で商売を始めたのです。
駄菓子屋で袋アメを購入し、10円のバラ売りにしました。
正確には覚えていないけれど、完売出来たら50%ほどの利益が残ったはずです。
あれ? 僕は神童だったのか?
もちろん違います。
販売場所にセンスがなかった。
2階のベランダで売ろうとしたのです。
顧客とのタッチポイントが限定され過ぎている。
そもそも、よく分からない子どもからその辺で売っているアメちゃん買いませんからね。
10円あったらラムネガムが買えるのに、パインアメは買わない。
結局、人の良い近所のおじさんと、不憫に思った母が購入してくれました。
売上は20円。
大赤字に心が挫け、在庫は僕が美味しくいただいたのでした。
長男が始めた商売は日用品取扱いです。
フリマアプリを利用して販売しています。
出品場所のセンスがいいですね。
不特定多数の購入予備者に商品が届けられます。
最低価格300円のメルカリを避けて、ジモティーでの出品。
いいぞ、長男。こりゃあ将来が楽しみだ。
歯医者でもらったノートや文房具、トランプなどを出品しています。
あとは使い終わった玩具など。
2つや3つにまとめて出品しており、不可価値の創出も出来ています。
手書きのPOPを配置して出品写真を撮影。顧客訴求もバッチリです。
おいおい、トンビが鷹を生んだパターンかよ。
残念ながら、売っているものがしょぼすぎます。
所詮、自分が使わなかったものや不要になったものを放出しているだけなのです。
それでおカネを取ろうという魂胆は末恐ろしいけどね。
長男の商品ページは20回ほどの閲覧がありました。
僕が不要になった冷蔵庫を無料出品したときには500人のユーザーが訪問してくれた。
長男は、冷蔵庫との閲覧数の違いに憮然としています。
僕の放出品も無料でいいと言い出しました。
これこれ。目的を見失っちゃいかんよ、長男。
無料で文房具をあげていいのなら、お友だちに譲りなさい。
遊び終えた玩具は電池を抜き取って、ゴミ箱に捨てること。
1回だけでも売れると違うのですけどね。
いわゆる成功体験。
なにかないかな。長男の持ち物で値段がつきそうなもの。
・・・。
ないな。
保存方法や使用方法が乱雑でボロボロです。タダでももらいたくない。
おカネを獲得する経験は長男を大きく成長させることでしょう。
諦めずに出品を続けてほしいと思います。