子どもたちがおカネを大事に出来るようになってきました。
魔法の言葉は「自分で買いな」。
欲しいものがあっても、グッと我慢しています。
お小遣いを握りしめて駄菓子屋に行っても、何も買わずに戻ってくるようになりました。
とくに長男が顕著です。
雪見だいふくに食らいつく長女と二女。目を背ける長男。
我慢しきれなったようで、近くの公園に脱出していました。
素晴らしい雑念コントロール。
小学1年生なのに、大したもんだ。
次のステップは適切に支出することです。
これが、とても難しい。
支出するときには、消費と浪費、投資に分けて考えなければいけません。
価値を増すのであれば、投資です。
積極的にすべし。
美味しいご飯を食べて、日々の活力が湧いてくるのは投資。
栄養満点で健康になる摂取活動も投資。
お腹がすいて食物を胃の中に投下するのは消費です。
なんとなくスナックを食べてしまうのは浪費。身体にもよくない。
上司との会食。
経費で落とせたとしても浪費です。
気力と時間の浪費。絶対に避けて下さい。
その支出が本当に必要なのかを見極めるのです。
僕も出来ないけどね。
意識することが重要なのです。
無理におカネを使う必要はありませんが、子どもたちには適切な支出が出来るようになってほしいです。
抱えきれないほどの花束を送りつけるのは自意識過剰な自惚れでしかないけれど、可憐な1輪のバラを贈るのって素敵だよね。ってこと。
こんなことを考えている小学生がいたら怖いですね。
マスクの買い占めをしている大人たちがいい見本になります。
過剰な心配をして、大量のマスクを買い込む。
そういうことをしなければ、必要な人にマスクが供給されるのに。
消費でも浪費でもなく、ただの迷惑です。
米騒動の時代からなにも変わっていません。
ええじゃないかって言いながら熱狂的な舞いを踊っていればいいよ。
転売している人のほうが、百歩譲ってマシです。百歩譲ってだよ。
大金を支払ってでもマスクが必要な人に届いていますからね。
こういうことで稼ごうとする人に金銭的な余裕があるとは思えないから、富の再分配にも役立っているのです。
中国では感染者数が爆発的に増えています。
こういうのは助け合いですよ。
まずは渦中の人にマスクを買ってもらい、中国での流行を少しでも食い止める。
中国人も助かるし、間接的には日本へのウイルス流入を防止することにもなります。
あとは、幼児とか老人とかね。
買い占めできるほどの元気がある人は、多少の抵抗力は持ち合わせているのでしょう。
そんなことが出来ないような人に、マスクよ届け。
義理の父親が日課のように1日10店ほどの薬屋を巡ってマスクを探しているけど、そんなことをするほどに生活のゆとりがあるなら、人との接触を回避すればいいのです。
おカネは使うためにあります。
おカネの使い方は人の思想を反映する。
子どもたちには意義を持った支出が出来るようになってほしいと思います。
僕もね。
最近、株しか買っていないや。
子どもたちに誇れるおカネの使い方ができるようになろうと思います。