合格発表の季節です。
大学、高校、中学校。
合格した皆さん、おめでとうございます。
残念だった人は後期試験がうまくいくといいですね。
最近では小学校から受験する人もいるそうです。
志が高くて素晴らしい。
僕のころは、中学校受験ですら稀有でした。
小学六年生って、まだ12歳です。
ほんと、何も考えていなかった。
■■ちゃんは◇◇くんが好きらしいよ、とか。
××小学校の○○くんが足速いらしいよ、とか、▲▲ちゃんが態度悪いらしい、とか。
正誤が重要ではない噂を確かめに、隣の学区まで自転車で遠出したものです。
そんでイチャモンつけられたり、仲良くなったり。
新しい友だちを作ってきたヤツは、今までの友だちを冷遇したりとかね。
くだらなくて、いいね。
受験が一般的になり学校が予備校化しているそうです。
中学校には高校の試験勉強を対策をして、高校では大学試験を準備する。
学校は勉強しに行くところなので間違っていません。
けど、ねえ。
なんというか、ちょっと違うよね。
学問としてというより、点数を稼ぐことに重きが置かれています。
内申点を稼ぐために部活動へ参加し、生徒会に立候補して先生からの評価を上げる。
そして偏差値の高い学校へ進学し、少しでもいい大学へと進むのです。
学歴偏向が以前より露骨になっています。
多様化が叫ばれ、好きなことをして稼いでいこうと言われますが、あまり変わっていません。
ホリエモンの啓蒙が届いていない。
むしろ酷くなっている印象です。
学歴を獲得することは、給料を上げるために有効な手段です。
でも、手段が目的になっていませんか。
いい大学に入って大企業に入社し、昇進をめざして上司にこびへつらう。
目指せ、重役。いつか載りたい、日経新聞の人事欄。
・・・価値観やば。
大学は、もはや就職のための予備校です。
就職活動でアピールするために留学したりNPO法人に参加したりする。
暇か。
そんなことしている時間があるなら、ガレージで自作のPCを作ればいいのに。
学校の先生も、塾の先生も、所詮サラリーマン。
残念ながら社会主義の本質を伝えることは出来ません。
いいかい、世の中には2種類の人間が存在する。
富を享受する人と、搾取される労働者。
見て見なさい先生を。これが現代版の奴隷だよ。
明確な人生の否定。
こんなん口が裂けても言えません。
学校のなかだけを見ていると、人生のゴール設定を間違ってしまいます。
人と比べても意味がないよ。
しかも、比較対象は同じようなサラリーマン予備軍だよ。
賢い学校や優秀な企業に入社できる人は、完全な学歴を手にしています。
それってつまり、賃金労働者養成コースを完璧に履修しているということ。
これが社会の罠です。
優秀な人ほど独立や起業を志さず、人生を組織に貢献することに捧げてしまう。
素晴らしいことなんですけどね。
そういう人のおかげで快適に過ごすことができる。
でも、違うよ。目指すのは幸せな人生だよ。
幸か不幸か、僕は経済的自由という概念を知りました。
世の中に用意されたエリートコースを羨望することなく、自分の人生を切り拓いていこうと思います。