子どもを育てることは、とても大変です。
昭和の父親は子育てを含めて家事全般を妻に投げ出していたらしい。
ヤバいでしょ。怒られたら謝るしかない。
令和なのに昭和に引きづっている人、いませんか?
奥様に子どもを任せっきりにしている方がいれば、すぐに子育てに参加してください。
ホント、大変だから。気づかずに鼻血が垂れるから。
教育は実験です。
僕たちの接し方が人格形成にどのように影響を及ぼすかは、未来にならないと分かりません。
確実にうまくいく方法なんてないけど、ベストを求めて試行錯誤を繰り返します。
しかも、時間は戻らないから再挑戦はできない。
結果が求められる実験なのです。シビア過ぎる。
迷うたびに育児本に目を通しています。
我が家の長男は、授業参観で堂々とカンニングしていました。
小さい三角形を使って、先生が例示した図形を作る問題。
窓の外を眺めて説明を聞いていなかったのです。
作業が始めると三角形を積み上げて満足するも、ほかの子が違うことをやっていることに気付いて愕然とする長男。
愕然としているのは僕だよ。
長男、大丈夫か。
心を落ち着けようと、「「手抜き」でもぐんぐん伸びる「男の子」の育て方」を読んでみました。
本書によれば、男の子の子育ては若木を育てるようなものらしいです。
対して、女の子は若草。
育つのはスムーズだけど、花を咲かせるまで気が抜けない。
若木はなかなか成長せず、病気にもかかりやすくて手がかかります。
苦労することが多いけど、大木になるためのエネルギーを蓄えているらしいです。
信じていいのか。うちの長男が成木になる日はくるのか。
男の子の子育ては自転車の練習と同じです。
やらせてみる
ほめる
少しづつ手を放す
10歳くらいまでは色んな挑戦の機会を用意し、才能を見つけてあげることが重要とのことでした。
長男の才能ってなんだろう。
屁理屈が多くて、嘘の瞬発力が高い。
企業の重役になるしかないやないか。
子育て本の感想を書くのは、これで3回目です。
仔細は異なるけど、書いてあることは概ね同じでした。
惜しみない愛情を表現する
興味を持たせて没頭させる
今回の本は、子どもへの距離感が少し遠いことが特徴的です。
関心は持ちつつも、子どもに任せること。
ケンカをしてもそのうち子どもたちで解決してきます。
長男へは授業参観のあとに図太さを褒め、完全下校まで放っておいたら校舎の裏に迷い込んでいました。
学校の備品を破壊、車輪の取れた手押し車。
大丈夫か、本当に放任しておいていいのか。
子育てに心配は尽きませんが、迷いは読書だけにとどめ、これからも惜しみのないを愛情を注ぎ続けようと思います。