僕は、事業引継ぎ支援センターを利用しています。
事業引継ぎ支援センターは、中小企業の引継ぎを支援する相談窓口です。
各地の商工会議所に設置されており、商工会議所の皆さんが適当な案件を探してくれます。
商工会議所が持つ独自のネットワークによる企業発掘はもちろん、ネットに溢れるM&A案件もチェックしてくれる。
ちなみに、利用は無料です。
なんてこった。
行政機関にはお得なサービスが溢れていますね。
事業引継ぎ支援センターの利用については、こちらの記事で詳細をどうぞ。相談しておくだけで登録が完了します。
企業継承の相談をしてから2ヵ月が経ちました。
僕の担当は、年配の男性です。
部長クラス。
5人しか在籍していないと話していたから、全員が上級役職持ちなのかな。
大丈夫?
閑職扱いになっていませんか?
経済産業局からの委託事業とのことですが、無理やり押し付けられたのかもしれません。
そもそも商工会議の花形業務ってなんなんだろう。
面談での情報収集は熱心だったし、いくつか心当たりがあると言ってくれていました。
期待して待つも、とくに連絡がないまま2ヵ月経過です。
よくない兆候だ。
僕のノミネートが漏れているのではないだろうか。
相談者情報はシステムに登録されるといっていましたが、システムを駆使出来ているとは思えません。
相談者と案件とを照合して、可能性がありそうな事案が出てきたらアラームを鳴らしてくれる。
多分、そういうのやっていません。
相談の申込もFAXだったし。
担当者に電話をし、状況を確認しておきました。
あぁ。なかなかねぇ。
って言っていたけど、明らかに僕のことを思い出せていなかった。
自身の特徴を会話に織り込み、氏名と相談案件とを、担当者の頭のなかで合致させます。
あぁ。指定の地域では案件があまり出ていないんですよ。
・・・今思い出したでしょ。僕のこと。
実は最も恐れていた、システムへの登録漏れは無さそうだったので一安心です。
住居のある自治体で事業を継承できればと思っていたけれど、難しいことが分かりました。
車で1時間ぐらいだったら検討範囲であることを伝え、合致する案件があれば連絡をくれるようにお願いしておきました。
人任せにして上手くいくほど、世の中は甘くはありません。
ちゃんと状況を確認しておく。
適宜、催促もする。迷惑じゃない程度にね。
無料だからと待ってばかりだったら少しも進展しない。
これからも事業引継ぎ支援センターを利用させていただくとして、自分でも引継ぎ案件を探しておくことが重要です。
不動産屋や銀行に声を掛けておくとかね。
案件出てきたことがないけれど。
日本には後継ぎ問題に悩む中小企業が溢れていると伝えられていますが、そんなに困っていないのかな。
そもそもですが、僕が事業の継承を考えているのは、雇われではなく、自分の意思で社会に関わりたいから。
起業はスタートが大変だから、売り先を確保できている起業を譲り受けたほうが楽そうだという邪な考えです。
うーん。
望みがすべて合致するような継承案件は出てこなそうだ。
過剰な期待はせずに、起業についても準備を続けます。