僕の夢はバク転をすることです。
小学生のころから颯爽と回転する自分を思い描き、気づけば39歳になっていました。
あかんがな。
40歳になるまでには必ず達成します。
とはいえ、勢いに任せてバク転をするとケガをする。
ちょっと想像すれば分かります。
後ろ向きに跳んで身体を反らせながら手をつき身体を起こす。
おいおい。
そんなことが人類に可能なのか。
よくて手首骨折、悪ければ脳天を強打することでしょう。
お疲れ様です、しばらく長期入院します。
コロナ? いいえ違います、バク転です。
そんなの言い出せねぇ。
安全にバク転を成功させるため、要素と成功に向けたステップを解析しました。
バク転の要素
- 直立し、手を振りかぶる
- 膝を沈みこませて後方に跳び上がる
- 倒立の姿勢になり、地面に手をつく
- 下半身の勢いと手の反発で身体を起こす
注意が必要なのは2.と3.です。
後方に飛び出す際の注意点
膝を前に出して沈みこまない。
その場で回転することになり、”サーカスバク転”になってしまう。(それはそれでカッコイイけど、本流とは異なるらしい)
恐怖心を抱かない。
途中で回転を止めると潰れてしまい、ケガの危険が増す
手をつく際の注意点
まっすぐに地面に手をつく。
肘が曲がっていると身体を支えられないし、その後の反発が得られなくなってしまう。
バク転成功に向けたステップ
1.倒立
肩回りの筋肉増強と倒立感覚を養います。
「壁倒立→壁を利用しながらの片手浮かし→自立倒立」の順番に強度を高めます。
2.柔軟性
手と足の幅が狭いブリッジを出来るようにします。
「背中を反るストレッチ→伏せた姿勢からブリッジ→立った姿勢からブリッジ」の順です。
3.恐怖心克服
後ろ向きに手をつくことの恐怖心に打ち勝たなくてはいけません。
「後転(後ろ向きでんぐり返し)→背中合わせに補助してもらってのバク転→お尻を支えてもらってのバク転」の順に実際のバク転に近づけます。
背中合わせの補助は、柔軟体操で補助者の背中に乗る感覚で、手首を地面にまで引き付けます。
勢い任せに挑戦して成功させてしまう人もいるようですが、地道にステップアップすることに意味があると思います。
一歩一歩の前進こそが、至上の高みへと到達する唯一の道なのです。
どこを目指して歩いているのかはよく分からないけれど、いつかとんでもない所へと辿り着くことでしょう。
練習の状況は、適宜報告します。
小学生の自分に誇れるよう、頑張ります。