子どもたちと過ごす時間が増えました。
コロナも悪いことばかりじゃないね。
子どもと接する機会が増えるにつれ、子育てについて考えさせられています。
家庭環境を準備できるのは親だけですからね。
責任重大です。
改めて子育てについて勉強しようと「自己肯定感を高める子育て」を読みました。
人間の脳は2階建てだそうです。
生まれたときにはほぼ完成している「1階」は、強い感情や本能、生命維持機能を司ります。
「2階」は高度な精神活動を担当し、計画や問題解決などの複雑な認識活動を行います。
本書によると、この2階部分を育てて強くしてあげることが保護者としての大切な仕事です。
統合とつながりのある脳を発達させて、平穏に満ちた人生を送れるように手助けする。
そのために必要なのが、自己肯定感を高める4つのスキルです。
順番に見てみます。
キレない力
脳の「1階部分」を抑制し、感情とふるまいのバランスを取る力。
親に求められるのは、子どもがキレてしまったときにバランスが取れた状態に戻してあげることと、バランスが取れる範囲を広げてあげること。
そのためには、子どもに寄り添ったコミュニケーションが必要です。
立ち直る力
問題や困難から回復する力。
「キレない力」で獲得した、バランスが取れた状態への戻り方を習得します。
そのために親が出来ることは、挑戦を後押しし、大きすぎる障害からは助けてあげること。
基盤となる親子関係を確保することで、子どもは未知の世界へと出ていけるようになります。
自分の心を見る力
フィールドにいる選手でありつつ、スタンドにいる観客にもなれる力です。
親は、困っているときに目線を切り替えさせて真の問題を導いてあげること。
自分を客観視して、感情や判断をコントロールできるようになります。
共感する力
ほかの人の考えかたを理解し、そのときにふさわしい行動を取る力。
親は、ネガティブな感情をきちんと味わわせてあげることが必要です。
酷い目に遭った人や、支えを必要としている状況からも目を背けさせないこと。
ネガティブな感情を味わうことから、共感は生まれます。
親は世間的な成功にこだわり、子どもを追い立ててしまいがちです。
勉強しろとか、運動しろとかね。
親も子どもも余裕をなくして親子関係が崩れてしまう。
幸せな人生は、外観的なものではなく、高い自己肯定感によって心の内からもたらされます。
親の望みを押しつけず、子どもの個性を活かした成長を見守り、上質な人生へと導いていく。
そのためには、子どもをしっかり愛して尊重することです。
僕、それだけは自信があるな。
子どもたちには幸せな人生を歩んでいって欲しいので、これからも思う存分愛情を注ぎ続けようと思います。