億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、39歳現在、資産額6,400万円。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


「名前のない女たち」を読んだ

 

気候変動について、楽しくクールでセクシーに取り組むべきだと発言して物議を醸していた大臣がいました。

 

セクシーという表現が問題だったようです。

 

英英辞典で調べてみたら該当する使用方法があったので、特におかしい表現ではないのでしょう。

 

【Sexy】

used to describe something that attracts a lot of interest and excitement:
-For most people, grammar isn't a very sexy subject.

 

いちいちメディアは騒ぎ過ぎなのです。

 

報道の自由を掲げるのであれば、表現の自由はその根本だよ。

 

報道にはくれぐれもセクシーさを心掛けて欲しいと思います。

 

さて、セクシーなビデオに出演する女性について、「名前のない女たち」を読みました。

 

環境問題?

 

違います。

 

ガチな意味でのセクシーです。

 

名前のない女たち (宝島社文庫)

名前のない女たち (宝島社文庫)

  • 作者:中村淳彦
  • 発売日: 2020/01/18
  • メディア: Kindle版
 

 

 

 

一昔前はビデオ出演がセーフティネットになっていたらしいです。

 

行き場を失くした女性が辿り着き、生活の糧を送る。

 

本書は出演者へのインタビューをもとに執筆されています。

 

ビデオへの出演を望む女性は増加傾向で、人気職業だそうです。

 

ビデオの売り上げは減少しており出演料も低下していますが、それでも希望者が殺到しています。

 

女性の悲壮度が薄まってきているのです。

 

本書に登場する12人は競争に勝ち抜いて出演しているのですが、じゃあよかったねとはならない。

 

完全に労働搾取の対象です。

 

業界は女性を商品として扱っており、商品を売り切るためのシステムが出来上がっています。

 

専属契約やら、出演内容やら。

 

視聴者の飽きを見越して、2~3年で出演サイクルが完了するようにデザインされています。

 

 

 

 

 

一度商品として足を踏み入れてしまうと、そこから抜け出すことは困難です。

 

危険な選択なのに、なぜ出演しようとするのか。

 

本書に登場する女性に共通するのが「自己否定感」だと思いました。

 

自分に対しての評価が低く、満足の仕方が分からない。

 

幸せになりたいとは思っているけれど、その幸せが何かすら分からない。

 

そして、甘い言葉ですり寄ってくる業界に嵌めり込んでいくのです。

 

結構、怖いです。

 

セクシービデオだけの話ではありません。

 

人間の本能に近い欲望を商売にしているので、分かりやすく露呈しているだけ。

 

社会の縮図だと思います。

 

弱さつけ込んでくる資本主義。

 

労働のもとに商品が生み出され、欲望を埋めるための価値が創造される。

 

消費活動を継続するために、価値の創造が完成することはありません。

 

つまり労働っては、終わらない搾取なのです。

 

大げさだけどね。

 

本書に登場する女性は、搾取される側の典型です。

 

どうすれば、避けられるか。抜け出せるか。

 

一辺倒だけど、それが知識なのだと思います。

 

社会の構造をしり、自分の立場を把握する。

 

職業に貴賤がないように、人生の歩き方にも優劣はありませんが、せめて自分が納得できる生き方を出来るように、これからも勉強だけは続けようと思ったのでした。

 

セクシービデオの愛好者は、くれぐれもご注意ください。

 

あまり、本書をおススメできない。

 

色んな感情が湧いてしまい、次回の視聴からは素直に楽しめなくなること間違いなしです。