億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、39歳現在、資産額7,600万円。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


「最後の秘境 東京藝大」を読んだ

 

芸術が好きです。

 

美しい色彩や溢れだす旋律。

 

心に迫る造形や失われた技能の再現。

 

すごいよね。

 

芸術センス。

 

楽器を練習してみたけれど、自分が出している音の音程が把握できません。

 

美術に取り組んでみても目の前の現実すら書き写せません。

 

自分の内面って、どうやって描写するんですか。

 

伝統的な手法に独自性を盛り込むって、そんなバカな。

 

それって奇跡。

 

畏怖の念を込めて作品を堪能しています。

 

特別展の開催は見逃さないし、常設展示の切り替え確認も怠りません。

 

オーケストラを聴きながら、うっかり眠りに落ちていたりもするけれど、それは瞑想の世界に突入しているということ。

 

芸術家への惜しみない尊敬。

 

「最後の秘境 東京藝大」を拝読しました。

 

 

 

東京藝術大学は日本の芸術系教育機関における最高峰です。

 

美術や音楽に費やした情熱時間を勉強に充てれば東京大学への合格は余裕だと聞いたことがある。

 

日本芸術界の未来を担う至宝。

 

そんなエリート校でありながら、毎年卒業生の半分が行方不明になるそうです。

 

楽団やデザイン会社に就職するのは1割くらい。

 

就職すると負けです。

 

芸術を諦めた落伍者。

 

そんなカオス、東京藝術大学。

 

本書には何人もの藝大生のエピソードが紹介されますが、総じてぶっ飛んでいます。

 

40時間も日本画を描き続けたり、指揮のために楽器別の全楽譜を暗譜したり。

 

隣接する上野動物園のペンギンを窓から釣ったり。

 

ピアノを練習しすぎて肩を壊す人もいるらしい。

 

東大どころかプロ野球選手クラスなのです。

 

 

 

芸術に携わる人は、やはり破格です。

 

アクセルをグッと踏み込み、ブレーキは存在はしない。

 

人生に打算などはなく、道を極めるために進むのみ。

 

凄まじいね。

 

僕にはそんな思い切った生きかたはできません。

 

サラリーマンは現代の奴隷制度だと気づいているのに賃金労働を継続しているのです。

 

なんなんだろう、僕のどっちつかずっぷり。

 

我ながら嫌になります。

 

逆説的に芸術家、ホントスゴイ。

 

悲愴感がないことも藝大生の魅力です。

 

芸術は人間への賛美。

 

突き詰めていくと圧倒的な楽観主義へと到達するのでしょう。

 

そんな彼らの魂が込められた制作物。

 

美しくないわけがない。

 

人間賛美を謳う人生って、いいね。

 

そっち側に舵を切ってみようかな。

 

思い切った人生を送れるように、これからも芸術を嗜もうと思ったのでした。