S&P500が3,400ポイントを突破しました。
最高値の更新です。
5ヵ月前には2,200ポイントを下回っていました。
50%以上もの上昇。
目が眩みます。
その前には35%もの下落に見舞われました。
視界が灰色になりました。
当時、保有株を握りしめ投資を継続した人も、この規模の大反発は想定していなかったように思います。
少なくとも、僕は信じていなかった。
ドナルド大統領が選挙前になにかしてくれるとは思っていたけれど、S&P500 の最高値更新は凄すぎます。
当時、市場から逃げ出した人も多いことでしょう。
3回ものサーキットブレーカー発動に慄いた日々。
息をしていますか?
すでに市場に戻ってきているならいいけれど。
気持ちは痛いほどよく分かります。
僕も逃げ出したかった。
きっと大丈夫です。
コロナショックを経験したということが大きな財産になるときが来ます。
今はどうか心を休めてください。
コロナショックの渦中、僕は頑張りました。
買い向かった。
とんでもないことをしたもんです。
最悪を想定して戦略を用意しておくことの重要さ。
我が家の買い増し戦略はこちらです。
≪戦略について≫
- 総資産1割の資金を緊急時用に確保
- 市場が10%下落したら買い増し開始
- 以後10%毎に買い増し継続
実際の購入経歴の羅列です。
≪買い増し経緯≫
2/25 SPXL 購入 US$65.00- x 500株 (新型コロナショック勃発、動揺買い)
2/28 SPXL 購入 US$45.00- x 500株 (緊急買い増し第2弾)
3/9 VT購入US$73.50- x 149株(妻のNISA枠)
3/12 SPXL 購入 US$29.50- x 500株 (緊急買い増し第3弾)
3/17 SPXL 購入 US$23.73- x 5株 (NISA枠絞り出し)
3/20 SPXL 購入 US$20.50- x 500株(緊急買い増し第4弾)
買い増し資金の回収も行っています。以前から保有していた個別株の売却しました。
≪資金回収≫
7/14 売却 ファイザー @US$35.55- x 500株
7/15 売却 インフォシス @US$11.70- x 2,000株
それぞれ、売買を行わなかった場合と比べた損益を算出しました。
≪買い増した株の成績≫
拠出額 US$91,110.15- *手数料含む
評価額 US$126,273.09-
うち SPXL 2,005株 x @US$56.84-, VT 149株 x @US$82.61-
損益計算 US$35,162.94-(およそ373万円)
≪売却した株の成績≫
売却額 US$41,175.00-
現在の評価額 US$45,000.00-
うち PFE 500株 x @US$38.84-, INFY 2,000株 x @US$12.79-
損益計算 マイナスUS$3,825.00-(およそ41万円)
≪差し引き総合成績≫
US$31,337.94- (およそ332万円)
332万円のプラスです。
炸裂!
狂乱の株価変動のなか、レクサスを新車で買えるレベルの富を絞り出しました。
よかった。
我が家の投資方針は間違っていなかった。
これです。
1.緊急時の買い増し資金を確保しておく
2.下落時に資金発動
3.売らない
重要なポイントは、「3.売らない」こと。
これが出来るなら、買い増し資金を確保しておく必要はないと思います。
期待率を考えるなら、今すぐ全力投下。
これが最適解です。
精神の平穏を保つために支えが必要な人は、買い増し資金を残しておくことも一案です。
凶暴な下落の際、安く買えると自分を励ますことができる。
あとは事前に設定しておいたルールに沿って買い増しするだけです。
実際の購入は、なかなか難しいことも分かりました。
僕は自分を奮い立たせることに成功したけれど、心が折れてしまうことだって充分に考えられます。
こればっかりは経験するしかありません。
暴落の脅威に曝されたことがあるという経験がいつか財産になる。
何度でも立ち上がりましょう。
その先にまだ見ぬ世界が待っています。
コロナショックでの買い増し戦略を振り返るのは、これが最後です。
これからは、今の保有株と生きます。
我が家のニューノーマル。
新型コロナウイルスと共存する生活に慣れていくように。
コロナショック時の売買経緯はすべて記事に残してきました。
次の暴落時に読み返し、心の支えにしようと思います。