緊急時用の買い増し資金を確保しています。
資産の10%を残しておき、市場が10%以上落ち込んだ際に発動するのです。
コロナパニックではなんとか成功裏に終えることができました。
300万円以上の含み益。
運が良かっただけなんだけど嬉しいです。
だけど、勘違いしてはいけません。
買い増し資金戦略の目的は、大きく儲けることではないのです。
35%も下落したコロナパニックと言えど、4年前の株価水準に戻ったにすぎません。
4年間も買い場を待ち続けるなんて正気の沙汰じゃない。
そんなことができる能力があるなら、ほかのことに才能を発揮したほうがいいです。
それに、大底で買いを入れるなんて魔法です。
自分を過信してはいけない。
未来のことは分からないので、今すぐ全力投下が資産運用の最適解だと思っています。
全力投下を継続しることは苦痛を伴います。
自分の資産で試してみればすぐ分かる。
少し上がったら利益を確定したくなるし、下がったらすぐに売りたくなる。
保有する恐怖が常に付きまとうのです。
買い増し資金を確保する目的は、精神を安定させること。
暴落したら安く買えるね、となる。
周囲に宣言しておくとなお良いです。
言っちゃったから買うしかないや、となる。
我が家はコロナショックを耐え抜き、6度にも及んで買い増しすることができました。
報われて、本当に良かったです。
反発した株価がなによりの正義なのです。
我が家の買い増し戦略はこちらです。
≪買い増し戦略について≫
- 総資産1割の資金を緊急時用に確保
- 市場が10%下落したら買い増し開始
- 以後10%毎に買い増し継続
- 買い増しは株数固定
コロナパニックでの買い増しを経て、課題が見えてきました。
1.落ち始め購入分の比重が重い
資金切れを回避するため、購入株数を固定しました。
購入代金が下がり続けるから買い続けることができるのです。
その通りにはなりましたが、初回買い増し分の投入額の影響が大きく回収に時間がかかりました。
≪改善策≫
→金額固定にする。確保資金の2割ずつ投入。
購入毎の影響を均一にすることができます。
デメリットは市場が60%下落したら資金が枯渇してしまうこと。
さすがにそこまでは落ちないでしょう。落ちないよね?
2.設定の順守
決めたことを遂行する難しさを痛感しました。
初回のサーキットブレーカー発動時に、狼狽して買い注文を入れてしまった。
設定の10%下落まで待てず、7%しか落ちていない時点で購入しています。
≪改善策≫
→設定の徹底順守。
こんなの、業務上の改善報告書で提出したら怒られるね。
対策でもなんでもなく、意気込みに過ぎません。
今回で懲りたので、これからの資産運用は事前の設定を必ず守るようにします。
≪これからの買い増し戦略≫
- 総資産1割の資金を緊急時用に確保
- 市場が10%下落したら買い増し開始
- 以後10%毎に買い増し継続
- 買い増しは金額固定
下落は繰り返されます。
株価の上昇局面だからこそ、最悪時の対応について考え直すのです。
今なら、強気に行動設定ができる。
暴落は、きっと訪れます。
明日かもしれない。
数年後かもしれない。
今回の経験を糧に、なんとか生き延びましょう。