水筒が欲しい。
小学4年生の長女が訴えてきました。
恐れていたその日が、ついに訪れたのです。
我が家では麦茶を常備しています。
2Lの容器を2つ購入して水出し抽出する日々。
夏の猛暑時にはフル回転です。
平日は僕と妻とで1Lづつ、長女も1Lの麦茶を持っていきます。
長男は小学校で水道水を飲んでいるらしく500mL、保育園に通う二女は1Lです。
二女はそんなに必要ないけれど園から皮肉を言われるので、多めに用意しています。
計4.5L。
すでに水出し容器の容量を超えています。
就寝前にあらかじめペットボトルに移しておき、寝ている間に再度抽出。
起床時の水分補給に1L必要だし、夕食と寝る前にも1Lほど補水します。
1日で合計6.5Lもの麦茶を消費している計算です。
コンビニで麦茶パックを購入すると、1Lで100円。
我が家は毎日650円もの節約が出来ていることになります。
寒い時期の低水準消費を考慮しても、年間で20万円ぐらいの節約ですね。
捻出した資金を米国株に投下することで、我が家は準富裕層へと到達しました。
ありがとう、麦茶。
感謝の意を込めて、今年からは水出し容器に投入する抽出パックを2つに増量しました。
わーい。
麦の香りが識別できるよ!
随分とリッチな気分です。
500mlのペットボトルを消毒しつつ使いまわしていましたが、長女から苦情が寄せられました。
恥ずかしい。
そりゃあね。
そろそろ分別もついてくるし、思春期も近づいてくるし。
水筒が欲しいとのことです。
なんてこった。
ペットボトルで耐えるからこそ構築できた資産。
言ってやりましたよ。
よく言った!
そして、きつく抱きしめたのです。
小学校では、登校するとすぐに指定の置き場所に水筒を集めるらしいです。
休み時間や給食のときは、各自取り出して補水する。
クラスメイトが水筒から補水するなか、長女だけはペットボトル。
100円均一のプラスチックボトルを使用した時期もあったけれど、割れやすいので止めました。
ペットボトル、最強。
炭酸ボトルの強度が特に強くて、丈夫です。
使い古されて、ラベルは剥がれかけている。
取り出すときに躊躇するね。
長女のじゃないよって顔をしたくなるね。
今まで無理させてしまって申し訳なかった。
そもそも水筒を買おうがペットボトルで持っていこうが、中身は変わらないのです。
54Lも抽出できる優れもの。
麦茶パック54個入り、180円。
妻に伝えたら早速買いに行っていました。
2Lも入る大型モデル。
6,800円もする立派なやつです。
極端すぎるよ。
そこまでの容量と保温効果は要求していないと思う。
なぜか長男も買ってもらっていました。
水道水ばかり飲み、500mlですら飲み残して帰ってくるのに。
長女と長男は、水筒を首からぶら下げて登校しています。
誇らしげに揺れるピカピカの水筒。
子どもの身体には巨大すぎて、容器だけでも重そうだ。
長女の水筒がクラスで一番大きいんだよ!
嬉しそうに教えてくれました。
水筒を買ってあげられるだけの資金力を誇りに思います。
長女の水筒のなかには、昨晩抽出したたっぷりの麦茶。
コンビニで飲み物を買わない習慣が、その水筒代を捻出したのです。