認知症について調べてみました。
まだ大丈夫だとは思っていますが、両親の挙動に怪しさがあるのです。
もちろん、僕自身も認知症になりたくありません。
ボケは神様からの最後の贈り物だというけれど、そんなバカな。
身近に発症した人がいて、その家族が疲弊するのを見てきました。
避けようがない症例もあるけれど、健康を損ねる要因の1つは積年された習慣です。
お腹の脂肪と同じだね。
将来を見据えた対策を行うために、認知症の研究です。
認知症は進行性の症状です。
発症したらもとに戻らない不可逆性。
恐怖すぎる。
回復可能な軽度段階で対処したり、そもそも発症させない生活習慣が重要です。
本著によると、認知症もどきという状態も少なくないそうです。
症状は認知症に似ているんだけど、実際の原因はうつ病だったりてんかんだったり。
放置しておくと認知機能が衰え続け、本当に認知症を発症しかねません。
正しい検査を受け、適切に処置することが重要です。
本著を読んでいて驚いたのは、高齢者の特徴についてでした。
おじいちゃんおばあちゃんというと、経験豊富で穏やか、精神的に落ち着いているとものだと思っていました。
田舎の祖父母がそうだった。
実際には大脳の機能が変化していて、ストレスに対処する能力が低下しています。
精神影響を受けやすくなっている。
歳をとって涙腺が緩くなるのは当然だし、暴走老人が街に溢れるのも至極当然なのです。
歳をとると身体の不調が増え、他界する知り合いも増えてきます。
意識してストレスを取り除いた生活を送らなくてはなりません。
それと、老人の朝は早いということ。
残念なことに、早朝障害という睡眠障害です。
祖父母は僕がトイレに起きると声を掛けてくれていたけれど、あれは中途障害。
加齢は睡眠の質を下げ、熟睡時間を減らすのです。
歳をとると色んな不都合が起きます。
じいさんばあさんになってからの対処では手が回らない。
ただでさえ認知機能が弱まってきているのです。
僕は高齢者について無知であることを痛感しました。
健やかな老後を過ごすために、元気なうちから情報を仕入れておこうと思います。
最後に。
認知症のリスクを高める9つの因子を紹介しておきます。
教育終了時期を除き、45歳からの要因です。
心当たりのある人は、すぐに対処しておきましょう。
(出典:Livingston G, et al. Lancet. 2017 Jul 19.)