小学2年生の長男は、妻から頻繁に怒られています。
余計なことばっかりしないで!
残念なことに、余計なことをしてはダメなら長男は何もできません。
それほどまでに余計なことばかりしているのです。
幼少のころからその兆候は見られました。
コップに入ったお茶を鼻から飲む。
しげしげと眺めていたから何か考えているとは思っていたけれどね。
むせ返って嗚咽しながら涙を流し、ソファを汚して妻から叱られていました。
踏んだり蹴ったりです。
習い始めたサッカーでは、キーパーに退屈してしまいました。
妙案を思い付いたみたいな顔をしたので嫌な予感がします。
ズボンの腰ひもをゴールネットに括りつける。
どういう思考回路で世界を捉えているんだろう。
味方がボールを取られて攻め込まれたけれど、ネットの左側面から身動きできないキーパー。
がら空きのゴールにシュートを決められて責任を問われていました。
言い訳しないで批判を受け止めていましたが、そりゃそうだ。
今朝、目が覚めるとコツンコツンと打撃音がしました。
子ども部屋を見てみると、真剣な顔をした長男が立っています。
手にはレゴブロック。
1つずつ手に取り、自然落下させる。
こわっ。
長男なりにストレスが蓄積していたのだろうか。
違いました。
ブロックを落とし続けたら床に穴が開くのかを確認していたそうです。
朝っぱらから、このような発想を生み出せる。
天才です。
豊かな人生には多くの実験がかかせません。
株を買うのか、保険や債券にも手を広げるのか。
日本株に米国株。インデックスや個別株。
幾通りもの実験を経て、自分に合った資産運用を身に付けていくのです。
サラリーマンにも実験は不可欠です。
退社の時間や有休取得のタイミング。
納得のいかない指示を忘れたふりをしてみたり。
上司からの指示を、そのまま上司に返してみたり。
そもそもサラリーマンを続ける意義があるのかを調べてみるのも重要な実験です。
長男を見習い、果敢に挑戦しようと思います。